

−育てる時間も買っている−
■原田:情報をひとつ自分のものにするたびにどんどん経験していきますよね。いろんな人の失敗談や工夫や、こんな花が咲いたということをユニバーシティで見たり聞いたりすることができて、そういうことが次につながっていくと思います。
自分で育てながらここに遊びに来たり、イベントに参加したりすることで何か変わったことはありますか?

写真:2008年4月26日 茅ヶ崎アロハマーケット 説明をするシンディーさん(その1)
■シンディー:イベントに参加してみんなでわいわいがやがややるのもひとつの楽しみで、さらに、プルメリアに全然興味がなかった人達が苗木を買って行ってくれた時に、思いが伝わったようで喜びを感じます。
■マレカ:育てる時間も買ってくれた訳だからうれしいですよね。
■シンディー:ユニバーシティに入っていない人でも、プルメリアをどこかで育ててくれているんだなと思うと仲間が増えたようでうれしいです。どこかで会えた時に、どうですあの時のは?と言えたらいいなと思うんですね。

写真:2008年4月26日 茅ヶ崎アロハマーケット 説明をするシンディーさん(その2)
■マレカ:以前イベントで苗木を買ってくれた人が1年後に完全にミイラ状態になった苗木を持って、同じイベントに来てくれたことがありました、「これは枯れているんでしょうか?」って。途中、丈夫に育っているかどうかもよくわからないけれど、大切にしていたんだろうなと思うとうれしくて、新しい苗木をさし上げて、枯れた原因や育て方をアドバイスしました。
プルメリアが大好きだけれど植物を育てることに触れていない人もいるので、そういう人に育てる喜びを知ってほしいなと思いました。
■シンディー:根腐れっぽくなっちゃったんだろうな。
■マレカ:そう。しかも下に貝殻が置いてあって。
■MATT:水が流れなくなってた。
■マレカ:まず一緒に解体して見てみましょうねという話になって、見たら貝殻が置いてあって、これがあるから水が流れないのかなって、一緒に確認しました。
■シンディー:貝殻が蓋になってしまって、水がはけなかったんですね。
■マレカ:大事にしていた気持ちが伝わってきて、それがうれしくて。だからもう一回一緒に植えましょう、かっこ悪いけどこのプラ鉢使ってみてくださいねって。
プルメリアが大好きだけれど植物を育てること自体に触れたことがない人もいるので、例えばなぜ水の穴がこれだけ必要なのかとか、なぜ軽石を置くのかとか、土は何で100円ショップの土じゃいけないのかということを説明していってわかってもらいたいなと思って。
■原田:手をかけて大事に育てて、花が咲いた時の喜びを味わってほしいというのが一番ですよね。
日本で育てられる筈がないと一般的に思われているものを、実際に育てて自分が感動したことを他の人にも味わってほしいという気持ちがあるから、ノウハウを提供したり、苗木を分けたりしているんですよね。
そういう気持ちを共有しようというのがあの旗に書いてある「Grow and Study with ALOHA.」だと思います。
最終的に「アロハ」ということだと思うんです。分けてあげたいと思う気持ち、感動を味わってほしいという気持ちがある方達だからこそ集まってきているのだと思います。
■MATT:ただ単純に家で自分達だけが育てるという楽しみもありますが、皆さんにイベントに参加してほしいんです。
そうすると新しい仲間が増える可能性があるんですが、増えるのがいいのではなくて、そこで出会いがあってお互いに話ができますよね。インタラクティブというか、キャッチボールができるから、それがものすごくおもしろいんです。
■マレカ:イベントは楽しいですよね。何度かやってみて気がつきました。
■MATT:アロハには簡単に言うと3つの意味があって、こんにちはと、愛していると、さようならなんですが、それはまさに人生じゃないですか。出会いがあって愛し合って別れて。
それがハワイという切り口、あるいはプルメリアという切り口で人生を楽しむ何かのフックになるとか、アプリケーションになるとか、人それぞれ違うと思いますが、そこに重点を置くことがよいのだと感じているんです。
■やまちゃん:僕は、プルメリアを育てるのが、生きがいでもあります。
■原田:仕事に行きたくなくなる位育てたいってすごいですもんね。
■シンディー:僕、仕事休みましたからね。代休使って。
■MATT:僕はそれでもいいと思うんです。生きることが先で、仕事をするために生きている訳じゃないですよね。生きるための仕事という考え方は人生を楽しくするだろうし、男も女も愛し合えるような環境になっていくと思うんです。
■原田:同じことをやっていると共通の話題にもちろんなりますし、誰かに教えることで自分でも勉強をしてプラスになりますし、イベントには色々な意義があって、行ってみるとおもしろいと思います。

写真:2008年4月29日 ロコモコサンセットアロハスワップミートで
以前横浜のイベントに遊びに行った時にブースでぼーっとしていたら、来たお客さんがスタッフと思って話しかけてくるでしょ。その時に「これって何ですか?」と聞かれて、パーライトと言ってもわからないから、パーライトは何て説明したらいいんだろう、真珠の白いのわかります?などと言って、石を砕いてえーと、、、と言った時に初めて、これは自分がよくわかってないなと気がつきました。
そういうことに気づくと、自分でもちゃんと知りたくなるし、そういう経験が自分にとってもプラスになるんですよ。だからイベントに参加して例えば、「これは花が咲かないんですけどどうしてですか?」と聞かれた時にきちんと説明ができたらおもしろいし、かっこいいな、と思ったら学ぶじゃないですか。そういう意味でもイベントはそれぞれにとって意味があって、行ってみると意外とおもしろいですね。
