■新井朋子
「ALOHA ハワイ語」「ALOHA!ハワイ語神話編」著者、「マナ・カード」訳者。英米文学・実用書の翻訳に携わるかたわら、都内3か所でハーブ栽培と 自然療法をテーマにする講座を主宰。またハワイの神話と癒しの力に魅せられ、ハワイ文化を紹介する 活動も行っている。
■マナ・カードとは
マナ・カードは、ハワイのイラストが描かれた44枚のカードです。古代から伝わるハワイの英知、文化、神話が詳しく書かれた1冊の解説本とセットになって います。
マナとは宇宙に流れるスピリチュアルなパワーのこと。ハワイの人はこの世に存在するすべてのものにマナが宿っていると信じています。そして、4という数字 はハワイアンにとっては神聖な数字。だから、マナ・カードは4の倍数の44枚なのです。
44枚のカードに描かれているのは、ハワイの植物や神話の登場人物、ハワイ独自の工芸品など。描かれた1つひとつのシンボルに、深い意味が隠されていま す。ですから、単なる占いではなく、マナ・カードを使うことによってマナの力とつながり、自分が最も必要としているメッセージを受け取ることができるので す。
─ハワイ語の本を出版する事になったきっかけを教えてください?
■新井:ハワイが好きで、フラもやっていたりしたことから、カルチャーセンターのハワイ語講座に行ったんです。そこでエギル・マグネ・フセボ先生と出会い、先生とハワイ語の本を共著させていただくことになりました。
─ハワイ語の特徴的なことはなんでしょう?
■新井:日本人に発音しやすい事もありますし、1つの単語に隠された意味がいくつもあるところなどは特徴的かもしれませんね。ハワイ語で書かれた歌にしても、歌詞の表の意味とまた別の裏の意味があるものも多く、そいうった所もハワイ語の奥深さを感じています。
─日本人がハワイ語を学ぶ意味についてはどうお考えですか?例えばフラを学んでいる方が学ぶ事についてなどお話いただけますか。
■新井:フ ラをなさっている方がハワイ語を勉強すると、歌の意味がよくわかるので、より理解が深まるのではないでしょうか。私もフラを学んでいますが、やはりハワイ 語を勉強していると、ただ踊るだけではないので、踊りも覚えやすいですし、フラと言葉は切っても切れないものなので、フラを学ぶ人がハワイ語を学ぶこと は、とても大切なことだと感じます。
─ハワイ語はどのようにして習得されましたか。
■新井:いえ、習得というより、まだまだ私も勉強中なんです。
─例えば、ハワイの神話を読んだりという事が役立ったりしていますか。
■新井:そうですね、ハワイの神話を読むことで、ハワイ語も勉強になっていると思います。
─ハワイの神話のどういうところに魅力を感じますか?
■新井:普通の生活の中に神様がいる、というような所に惹かれます。話としては結構すごい話、例えば人を殺したりとか石にしたりとか、恋愛で嫉妬したりというお話も多いのですが、そういうところに、人間臭さのようなものを感じ、惹かれる部分でもありますね。
─ハワイの神話とマナ・カードには深い関わりがあるのですか。
■新井:はい。マナ・カードの絵1枚1枚に深い意味があり、神話やハワイの「マナ」が強く関係しています。マナ・カードの説明を読んでいるだけでも、神話の勉強にもなると思います。
─マナ・カードに出会ったきっかけを教えてください?
■新井:あ る雑誌でマナ・カードを見つけました。偶然にすぐ手に入れることができました。マナ・カードの絵と解説本を読んで、この本をぜひ翻訳したいと思い、作者の 方と連絡をとり始めました。ハワイと日本で連絡をとりあうのが大変で、通常、翻訳の本を出すのには、3ヶ月ぐらいなのですが、マナ・カードを翻訳して日本 で出版されるまでに、3年ほどかかり、とても大変でしたね。
─マナ・カードの起源をおしえていただけますか?
■新井:ハ ワイ大学の助教授でもあるキャサリン・ベッカーさんが、ある日このマナ・カードのインスピレーションを得ました。そして、このインスピレーションを受けた 事を、具体的な形にしてもよいのかどうか悩み、ある時、ハワイ島のハレマウマウのペレの元に行き、もし許してもらえるならば、何かサインをください、とお 願いしました。
その後、このマナ・カードの絵を描いているドヤ・ナーディンさんの絵に出会い、これがペレからの答えだと思い、マナ・カードを作ったのです。
─マナ・カードとはどんなものなのでしょうか?
■新井:ハワイのマナというのは、スピリチュアルなパワーのことで、マナ・カードによって、ハワイの文化や哲学を知ることができます。ハワイ語でhunaというのですが、哲学、ハワイのスピリチュアリティを示してくれるものです。
─マナ・カードでどのような事がわかるのでしょうか?
■新井:一般的な占いというよりは、自分へのメッセージを受け取ることが出来るものなのです。迷ったときや悩んでいる時などにマナ・カードを引くことで、どうすればいいのかという答えを導き出してくれます。
マナ・カードは、自分でカードを引きます。また、マナ・カードには、悪いメッセージはないので、こういう点は特徴的なものかもしれません。
例えば、毎日カードを1枚引いてその日の行動を考えたり、メッセージを受け取ったりという事もできるので、まずは気軽な感じでもいいので、カードを引いて みて欲しいです。
─ハワイに行ったときに必ず行く場所などはありますか?
■新井:特に決まってはいないのですが、ヘイアウ(聖地)を訪ねたりします。
─ハワイのどこに惹かれますか。
■新井:皆さん同じだと思うのですが、空気や香り、いるだけで癒されるところにとても魅力を感じます。
−今後の活動など教えてください。
■新井:マ ナ・カードアカデミーで入門講座やセラピスト養成講座などを開催しています。また、ハワイ島に行ってハワイのスピリチャリティに触れるワークショップなど も主宰しています。マナ・カードの他にも、ハワイ文化の勉強会なども行っています。ハワイ語やハワイの神話、そしてマナ・カードを通じて、ハワイのカル チャーを皆さんと勉強していきたいと思っています。
─今日はお忙しいところをありがとうございました。
(2006年4月)
information
■マナ・カードアカデミー「マナ・カード」[キャサリン・カラマ・ベッカー著 ドヤ・ナーデョン絵 新井朋子訳 ホクラニ・インターナショナル刊]を通じてハワイを知り、楽しむ事活動を行っている。
マナ・カードの講座やワークショップを開催中。また、美しい絵が描かれたマナ・カードを購入することもできる。
http://www.hokulani-intl.com/
マナ・カード占い、ヤフー「占い」にて公式リリース(6月12日予定)。
http://charge.fortune.yahoo.co.jp/sion/mana/

