彼女のハラウの優雅な踊りには、日本でも多くのファンがいます。
その踊りの原点となることについて、非常に詳しく語ってくださいました。
とくに、フラを勉強している方には読んでいただきたい内容となりました。
(2006年3月鎌倉にて 協力:コハラカンパニー)
「最初のクムは母」
−ナニ・リム・ヤップさんのご家族はビッグアイランドのリム・ファミリーとして有名ですが、最初にご家族のことをお聞かせください。
Nani:私のファミリーはハワイ島のコハラという所に住んでいます。
私が音楽をはじめたきっかけは両親にありました。フラは8歳の頃、姉と一緒にレッスンを受け始めました。そのうち父親に弟や妹、母親も加わって、家族全員 5人で歌を歌うようになったんです。両親は私たち子供たちが加わる前から他のミュージッシャンたちと音楽活動をしていました。
−リム・ファミリーとしては今もご家族で活動されているのですか?
Nani:そうですね、毎週水曜日、木曜日、金曜日の夕方にビッグ・アイランドにあるハプナ・ビーチホテルでショーを行っています。それから、週末には機会に応じて、リム・ファミリーとしてのコンサート活動を行っています。
「コスチュームはシンプルであるべき」
−ナニさんがクムをなさっているハラウ「ナ・レイ・オ・ カホロク」についてお聞きしたいのですが。
Nani:1979年オアフ島で発足しました。ハラウを開いたのは、私の姉である、レイ・アロハです。1990年代に入ってから姉は私たちと共にビッグ・アイランドに戻り再びトレーニングを行い、ビッグ・アイランドでのハラウを立ち上げました。
私の初めてのクムフラは母親でした。母親にとって、私の母親であること、又、私にフラを教えるクム・フラであることを区別することは、大変なことだったよ うです。
その後、父親が私たちを、父方の叔母であるアンティ・マーガレット・カレオラニ・モク・タブリットのところでフラのトレーニングを受けさせるようにしたの です。彼女はコハラ地区出身のクム・フラの1人です。彼女は私たちのフラの礎を築き、私たちは彼女からあらゆることを習いました。
−ナ・レイ・オ・ カホロクの踊りは優雅で非常に特徴があると聞いているのですが、それはオリジナリティなのですか?ハワイ島の系統なのですか?
Nani:メリーモナークに出場する時に私たちが皆さんに披露するフラは全てクラッシック・フラです。私たちがパフォーマンスするそれらのクラッシック・フラの中にはかなり古いものもあります。私たちはクラッシック・フラをホロクのあるコスチュームで踊るのです。
これが優雅さが特徴といわれている所以だと考えます。クラッシックなフラソングを伝統的なコスチュームで踊ることでよりいっそう優雅さを引き立てているの でしょう。
−ハラウの特徴として衣装がホロクスタイルというのはなにかこだわりがあるのですか?
Nani:ご 存知のとおり私たちのハラウの名前の一部にもなっていますが、今までメリーモナークに出場した時のコスチュームは全てホロクスタイルのものです。ホロクス タイルではないコスチュームで出場したことはないと思います。ホロクスタイルでクラッシックなフラというのは私たちハラウの大きな特徴の一部になっている と考えます。
私たちが踊る場合、まず最初にメレを決定します。そしてその後衣装のカラーを決定します。私たちハラウが主にパフォーマンスしているのはクラッシックなタ イプのメレなのです。今ではもうあまり聴かなくなったような古いメレです。
−ドレスは基本的には無地が多いように思いますが?
Nani:ええ、シンプルな色で無地のものです。というのは、ダンスがメインだからです。コスチュームはシンプルなものであるべきだと私は考えます。
「キーワードは“共有すること”」
−2004年のメリーモナークに7年ぶりに出場して2004年、2005年と素晴らしい成績をおさめていますけれど、感想をお聞かせください。(インタ ビュー後の2006年も優勝されました)
Nani:とても素晴らしい経験をしました。変だと思うかもしれませんが、私たちがメリーモナークに出場を決断する時は、優勝を目標にはしていないのです。
私たちは、最近あまり人の目に触れなくなったような曲・歌やチャントを選んで、皆さんと共有するために出場するのです。最近ではあまり見られなくなったよ うなメレや、私たちの出身であるビック・アイランドのコハラ地区に因んだメレ、コハラ地区について歌ったメレなどをよく探して選曲し、メリーモナークの舞 台でそのメレを多くの人たちと共有するのです。
カヒコの部門で言えば、一昨年と昨年のメリーモナークで踊ったメレは、とても古いものでおそらく多くの人たちは見たことがないものだったと思います。 ジャッジの中にも今までに一度も見たことがないメレだと思った人もいると思います。このような形で、皆さんとフラを共有しなければならないと考えているの です。
私たちにとっては「共有すること」がキーワードなのです。私たちは、今ではあまり聴くことが出来なくなったような古いメレを取り入れようと考えているので す。私たちの目標は、勝つことや優勝することではなく、ただ人々と共有することなのです。結果、多くの人たちとフラやメレを共有することが出来て、さらに 優勝なんてことになったら、それは「イエーイ!」素晴らしいことでしょ!
私たちにとって、メリーモナーク出場はある意味、道のりというか、プロセスなのです。最終地点(メリーモナーク本番)にたどり着く前迄のことが、全ての物 事であり、全てを学ぶことなのです。
様々な場面で共有するあらゆること、同じメレについて学び、同じコスチュームを身につけ、そのコスチュームを身に付ける理由を学んだり、メレやチャントが 由来する山や森などといった場所を訪れたりします。どうしてそこまでするのかというと、私たちはフラ・ステューデントたちに本当に学んで欲しいと願ってい るからなのです。
「コンセプトを理解することが重要」
−フラは自分のために踊るものですか?それとも見ている人たちのために踊るのですか?
Nani:その答えの前に、メリーモナーク出場は今年(2006年)が最後になります。もともと3年連続で出場することに決めていたからです。今年はその3年目で、今後は次回の出場までしばらくの間充電期間とします。
私たちのハラウでは、たくさんの女の子たちにフラを教えています。
私たちはまず第一に、全ての根底にあるもの、ファンデーション、つまり基礎を共有することから学びます。それはアロハ・スピリットです。私たちは常に Pilahi pakiの言葉から学びます。それをもとにハラウというグループのチームメンバーとして、又女性のグループとして、私たちはしっかりとした基礎を築かなけ ればならないのです。
ハラウとしてはコンセプトを理解することが重要なのです。
Aka hai (Kindness)とは、柔和で柔順、穏やかであること。
Lokahi (Unity)とは、1つのチームとしての団結力を意味します。1つになった考え、1つになった心、1つになった精神、つまりハラウのメンバー1人1人が 一心同体となることです。
Olu’ olu (agreeable) とは、同意、賛成、つまり常に他の個の存在を意識し、お互いを尊重し合うことを意味します。
Ha’aha’a, (humility)、これは、謙虚な心。常に謙虚な心を忘れないこと。謙虚な態度でいることで、より多くのことを学び他の人に心を開き通わせることが出 来ると考えます。
最後は、
Ahonui (patience)、 忍耐、辛抱強くあることです。お互いに我慢する心を養えば、そこに非常に強い基礎を築くことができるのです。
私たちはまず最初にしっかりとした基礎を築きます。そしてフラを愛する心を1つにします。フラを愛する心とは、あなたがハラウに通う理由です。そしてこれ ら2つをあわせ持った時、あなたは壊れ難い、団結したチームを築き上げたと言えるでしょう。なぜなら、あなたが、その場所に存在する意味とその目的が明白 なのですから。ですから、彼女たちは、私が彼女たちに教えること、与えるものが何処にあって、どのように手に入れてそして、どのように使うかを全て熟知し ているのです。最初から私が教えることを全て理解した上でハラウに入ってくるような人などいないのです。彼女たちはそれらの段階を踏んで習得していくので す。ハラウのメンバー1人1人が考え、心、そして精神を1つにして、一心同体となるのです。
私が彼女たちに教える時、彼女たちはまるでスポンジのように全てを吸収していくのです。教えを受け、習得する準備ができているからです。それは、まさに私 が彼女たちに期待している姿勢なのです。私はそれが見たいのです。なぜならば、その姿勢を見ること、それは私にとっての満足感につながるからです。教える 意義を感じるからです。メリーモナークに出場する時も、私は、ステージに上がった彼女たちのパフォーマンスを見ること、それだけでいいのです。テープに録 画して後で見たり、テレビで中継されたものを見たりはしません。
その理由は、目的は既に果たされたからなのです。私たちの目的、ゴールは優勝ではなく、ダンサーやハラウの生徒たちが、そのメレやフラを学び習得するため の長い道のりを共に歩むこと、全てを共に学び習得することなのです。共に学ぶこと、そしてそのプロセスが目的なのです。私にとってそれは、優勝することよ りもより重要なことなのです。重要なのはプロセスなのです。
あなたは、このようなプロセスを踏んできたフラダンサーたちに出会った時、彼女達がフラについてよく理解していることに気が付くはずです。そして、彼女達 の姿勢はとても謙虚なことに気がつくはずです。人に質問されたりしない限り、自分が習い習得した知識を自らひけらかしたり、自慢したりなどしないのです。 私は、彼女らはこの重要なプロセスを踏んできたことによって揺ぎ無い自信を得るのだと考えます。ここで培った姿勢はフラ以外の、つまり普段の生活の場でも 生かされています。時には共に旅行してまわることもあるのですが、彼女達は非常に素晴らしい人々なのです。
私にとってハラウとは、非常に特別な場所です。フラという1つの目的のためにハラウという1つの場に集まっているのです。それを理解しているがゆえに、他 のハラウのクム・フラに対する尊敬の念がおのずと沸いてくるのです。私たちは皆、フラを大切に思い、愛しているのです。だから私たちはメリーモナークとい う場所に集まるのです。
私はメリーモナークを優劣を競い合うコンペティションとはとらえていません。
もしそうだったら、それは非常に辛く、ハードなものとなって、喜んで受け入れることもできないでしょうし、愛することもできないでしょう。私はメリーモ ナークのコンペティションをこのようにとらえているのです。この事で質問の答えはお判りいただけたと思います。
「「まねること」から「理解すること」へ」
−日本のフラに対してどういう感想をお持ちですか?
Nani:長 年の間に、日本にある多くのフラ・ハラウは、上手にまねることができるようになりました。しかし、現在は、特に指導者のレベルで、フラを「まねること」か ら「理解すること」へとシフトしています。フラとは何かをよく理解し、また理解しようと努力、精進している日本の指導者たちが増えています。そのような人 たちが私たち、ハワイアンは物事をどのように考えるのか、私たちのカルチャーについてもっと学びたい、習いたいと強く望むのならば、私たちは、自らが知っ ている全てのことを日本の指導者たちに教えるべきだと思うのです。強い探究心をもって、学びたい、習いたいと本当に望んでいる人がいる限り、私たちは、彼 らに全てを授けるべきだと考えます。
フラは私たちのカルチャーだからといって、出し惜しみしたり、隠したりするものではないのです。フラはハワイアンだけのものではないのです。人々と共有す ること、伝えること、これは運命だと考えます。私たちはフラを人々に伝えていかなければなりません。日本にも正しいものを求めて心から探求しているクム・ フラはたくさんいます。カヒコとは何か、カルチャーとは何かをね。学びはじめた方向は逆であっても、最終的な場所はそこなのです。本物を求めて日々努力し て、成長している本当に素晴らしいハラウが日本にもあることを理解しています。
「日本人のフラに欠けていること」
−ハワイの文化であるフラを日本人が踊り、それが日本でブームになっている現状をどう考えていらっしゃいますか?
Nani:ブー ムというよりも、むしろ長い年月をかけてフラ・ハラウの数も増えて、フラを教える指導者たちも増えていったのではないでしょうか。さらに、ハワイまでフラ を習いに行くような指導者たちもいるようですね。これについては素晴らしいことだと私は思います。フラを学ぶことに対する直向さ、誠実さの現れだと思うか らです。そのような直向な態度や姿勢を見るのはとても嬉しいこと、喜ばしいことです。なぜならそのような人たちの中には本当に素晴らしいダンサー・指導者 がいるのですから。
しかし他方では、ただハワイまでフラを習いに行って帰ってくるだけの人もいることは事実です。これは私の考えですが、そういった人たちはお金稼ぎだけが目 的でやっているのだと。もし、あなたたちが私たちのカルチャーについて一生懸命努力して取り組んでいるのならば、それはとても美しいことです。直向な姿勢 で努力して、フラやカルチャーを本当に理解しているかどうかは踊りを見ればわかるんです。日本のフラ界は長い年月をかけて素晴らしいダンサーや指導者を生 み出していると思います。
日本人がフラを踊る時に1つだけ欠けているものがあると思っています。
私はフラを3つの側面でとらえています。それは、メンタルな(知力)面、フィジカルな(身体)面、そしてスピリチュアルな(精神)面です。
メンタルな(知力)面とは、頭で学ぶもの、つまり与えられる全ての文書や書類から学び、私はそこに書かれている事をどう読み取るか、それが何かを生徒たち に教授します。この場合は、こういう意味で、また他の場合は、ああいう意味で等と解説します。これがメンタルな(知力)面のフラです。メンタルな(知力) 面を鍛えることによって生徒たちは、知らなくてはならないこと全てを学び、網羅できるのです。
第二番目は、フィジカルな(身体)面のフラを鍛えることです。私は生徒たちに前や後ろへのステップの仕方や、その他全ての身体のムーブメント(動き)につ いて教えます。
そして第三番目の側面、それはスピリチュアルな(精神)面です。スピリチュアルな(精神)面とは、与えられた全ての書類から学び、それらを理解し、同時に 身体面を鍛え、身体のムーブメントをマスターしたら、スピリチュアルな(精神)面から全ての感情をダンスに注ぎ込むのです。
それら全てが融合した時、メレやチャント、その他の全てが目覚め、息を吹き返すのです。なぜならば、あなた自身がそのメレに入り込み、感情を注ぎ込むので すから。例えば、あなたがこちらに座って私を見ていますね。私が今やっているのは、ただのハンド・モーション(手の動き)だけなのです。でも私がこのモー ションの意味を頭で理解していて、私の感情が込められていれば、そのモーションが何を表現していて何であるか見えるでしょう。これがスピリチュアルなコネ クションなのです。
私が思うところ、日本にある全てではないですが、日本のハラウのフラに、この第三の側面、つまりスピリチュアルな(精神)面が見られないことがあります。 この面が欠けているのです。これはフラをマスターするための最後のパートです。メンタルな(知力)面、フィジカルな(身体)面、そしてスピリチュアルな (精神)面、全てを鍛え、習得してはじめてそれはPono(正しい方向・姿勢)だと言えるのだと私は思います。
つまり、それは、頭、身体、そして心をコネクトする事です、それがフラなのです。
メレをそれら3つの側面で受け入れて表現することによってそのメレが目覚め、息を吹き返すのです。
−日本のフラダンサーにはスピリチュアルな面が欠けているために、メレに命が感じられないと言うことですか?
Nani:彼 女たちはとても上手に踊れていると思います。フィジカルな(身体)面とメンタルな(知力)面を鍛えたら、自分の中でつくりあげたイメージを理解して、その イメージと鍛えた身体面をスピリチュアルな(精神)面とコネクトさせるんです。そうすれば、スピリチュアリティ−がそのメレの本当の意味を引き出してくれ るのです。ダンサーだけでなく見ている人たちにも感じられるはずです。その3つの要素がそろってはじめて本当のフラを感じ、伝え、魅せるのです。
日本にはその3つ目の要素を本当に一生懸命鍛えようと努力しているセンセイ、つまりクムたちがいます。そしてその結果、中には3つの要素を鍛えて本当のフ ラをみせてくれているダンサーたちがいます。それは目に見えてわかるはずです。
日本にも本当に素晴らしいハラウはあるのです。私が知る限り、その数は、両手で数えられるくらいですが、とても素晴らしいフラをみせてくれるハラウです。 その人達は本当によくフラを理解していて、自分たちのやっていることをメンタルな面、フィジカルな面、そしてスピリチュアルな面でコネクトさせているので す。
「ダンサーなら理解できる」
−日本のフラダンサーに一言だけアドバイスをするとしたらどんなことですか?
Nani:大変重要なことは、非常に基礎的な段階からはじめることだと考えます。基礎的なこととは、まず第一に自分はなぜフラが好きなのかを理解することです。
どうしてそれほどフラに魅力を感じるのか、自分もダンサーになって踊ってみたいと考えるようになった理由を理解することです。もしそれを十分理解したな ら、フラへの道がついてくるはずです。それは私たちと同じようにね。
私たちはフラに対して愛情があります。それは本当に深い愛情です。あなたがフラダンサーなら、私たちが抱くフラへの愛情と感謝の心を同じように持たなくて はならないと考えます。時々日本のフラ・ステューデントたちが私のところにやってきて、どのようにしたらよいかとか、完璧にマスターするにはどうしたらよ いかと聞くのです。そのような時私はこう考えます。
ダンサーならばそれを理解するはずだと。ダンサーならばどうしたらよいかわかるはずだと。でも、私たちが常に持ち続けているフラへの愛情と感謝の心がなけ れば、真のフラダンサーとしての道のりは非常に長いものになるでしょう。
−フラはアイデンテティですか?
Nani:もう一点だけよろしいですか?
−どうぞ
Nani:日 本ではフラがお金稼ぎの材料にされている傾向が見受けられます。それは私が日本のフラ界の人間ではなくそれ以外の視点から見ているからわかることなので す。私はフラを教えるのにハラウでは、お金を請求したりしません。それは、私が出来る限り私の中の「ハワイアンネス」、つまり“ハワイアンらしさ”として 無料でフラのトレーニングを行っているからです。それは最もハワイアンらしい方法で、つまり無料でレッスンの場を確保できれば、レッスンにかかる費用は頂 かないのです。私たちにとってそれはいつだって素晴らしいことなのです。だから常に全ての物事に対してスピリチュアルなコネクションが存在するのです。
フラとはハワイの文化の一端というだけではなく、私たちにとってはライフ(人生)そのものなのです。どのように私たちが今まで生きてきたかを表現するもの なのです。
私たちは毎日をフラと共に生きて、私にとっては運命そのものです。私は、私が現在のような道を進むであろうということは予知していたのです。それだから、 私は多くの人たちに分け隔てなくフラを教えているのです。自分たちのカルチャーだからといって出し惜しみしたり、隠したりすることではなく、与えるものな のです。それが私たちのハワイアンネス、ハワイアンらしさなのです。
「HULA is LIFE」
−フラを踊ったり、教えたりするときに私はハワイアンだと強く感じますか?
Nani:ええ、もちろん。だって私たちにとってフラは、様々な歌や一つ一つのモーションを通じて言葉や物事を表現するものなのですから。私たちのカルチャーの一端です。
私たちのカルチャーはとてもユニークなものなのです。私たちはアメリカに住んでいます。合衆国の一部ですね。彼ら(アメリカ本土)のカルチャーとは何です か?さあ何でしょうか?私には良くわかりません。
しかし、ここハワイにはそれがあるのです。私たちには私たちが生きてきたルーツがあるのです。私たちは一つ一つの植物について知っています。様々な場所に ついてその歴史を知っています。それらにはそれぞれ名前がついています。様々なタイプの風や、雨、場所にも名前があります。
私たちはこのように大地や自然とつながっているのです。私たちのaina (大地・自然)を愛する心につながっているのです。ゆえに、私たちがフラで表現するそれらは、非常にリアルに生き生きとしているのです。私たちには見える し、感じることができるのです。フラを通じてスピリチュアルなコネクションを感じることがあるのです。皆さんにもそれを感じてほしいのです。そして理解し て欲しいのです。私にとってそれがフラの美しさなのです。
−ナニさんにとってフラとは?
Nani:先程も言いましたが、私にとってフラはライフです。フラは、私という人間、人生を表現するものなのです。
そして、フラは、私の人生よりもっともっと前を歩んできた先祖たちから受け継がれて来たことを表現するものなのです。私は、ただ祖先たちの歌やダンスを受 け継いでいるのです。祖先たちの歌やダンスを皆さんが聞いたり見たりできるように受け継ぐ機会を授かっているにすぎないのです。私は、ただ私のハワイアン らしさという考え、そしてクムフラとして私が知り得る全てのことを皆さんと分かち合うために活動しているのです。
−ハワイとはあなたにとってどのようなところですか?
Nani:今まで世界中を旅し、見てきましたが、それらのどの国々に比べても私たちは非常に特別な場所に住んでいると考えます。
ハワイはとてもユニークなカルチャーや人々を有しているのです。
ハラウに関して言えば、私たちはとてもユニークな礎を共有していて、皆、ハワイの美しさとは何かを常に模索し追求しているのです。目には見えないけれど、 そこには常に多くの「アロハ」があるのです。見えるものではない、感じるものなのです。
もし、あなたが「アロハ」感じることができたら、それは私たちのライフの一端であり、フラの一部なのです。また、ダンスの中で見たり、感じたりすることも あるでしょう。つまりそれが私たちが共有しているものなのです。
−秋にはPPHE(パン・パシフィック・フラ・エキシビジョン)に参加されると聞いていますが、なにかプランはありますか?
Nani:カヒコ若しくはアウアナどちらかで参加する予定です。それよりも前に行われるメリーモナークでは特別なメレのフラを皆さんと共有したいと考えているのです。それらの曲うちの一曲はSnow Goddess、ポリ・アフに因んだカヒコを披露する予定です。
−自信のほどは?
Nani:良好です。頑張ります。
(おっしゃったとおりでした。さすがでした)
−素晴らしいパフォーマンスを期待しています。素敵なお話ありがとうございました。
「最高の母親」
−一緒に来日されていた息子さんにもちょっとだけお母様の事をお聞きしました。
とても長いフルネームで、「キャリントン・マナオラ・ホオ・ヴァイヴァイ・イカレイ・カウマカヤニ・ヤップ」さんといいます。
−お母さんはどんなお母さんですか?
世界一最高の母親です。ベストです。
−フラはお母さんから習っているのですか?
はい、そうです。
−クムとしてはどんなかたですか?
クムとしてですか?そうですね、とても良い指導者です。特にフラのスピリチャル、フィジカル、そしてメンタルな側面において。それから、アロハ・スピリットというものを、Aka hai (Kindness)、Lokahi (Unity)、Olu’ olu (agreeable)、Ha’aha’a, (humility)、Ahonui (patience)を使って指導する方法です。それらの教え、構成方法がとても素晴らしいのです。
(2006年3月)
information
■パンパシフィックフラエキシビジョン(P.P.H.E 2006)「本物のハワイがやってくる」ーハワイの文化・伝統、そして未来を感じるー
・東京
会場:昭和女子大学・人見記念講堂
日時:10月8日(日) 14:00開場 16:00開演 20:00終演 (予定)
10月9日(祝) 12:00開場 13:00開演 17:00終演 (予定)
チケット:SS席/\12,000- S席/\10,000- A席/\8,000- B席/\5,000-
・札幌
会場:札幌厚生年金会館
日時:10月10日(火) 15:00開場 16:00開演 20:00終演 (予定)
チケット:S席/\9,000- A席/\7,000- B席/\5,000-
・チケット発売
チケットぴあ TEL:0570-02-9999
発売開始:2月20日(月)〜 東京公演 Pコード:367-405 札幌公演 Pコード:367-462
コハラカンパニー TEL:03-5474-0223 FAX:03-5474-0233
E-MAIL:ticket@kohalacompany.com
問い合わせ:コハラカンパニーhttp://www.kohalacompany.com/

