ハワイ取材の第一弾となります。
毎週月曜日から木曜日までハワイの音をライブで届けてくれる J-WAVE「COLORS OF HAWAII」。
ナビゲーターを務める内田佐知子さんを訪ねて、ワイキキ・ビーチウォークに移転したばかりのサテライトスタジオにおじゃましました。
毎日ハワイからの最新情報を楽しみにしていらっしゃるリスナーの方も多いと思います。
毎日、精力的に取材に飛び歩いている内田さん。楽しいお話お聞きしました。
ハワイに行った際にはスタジオをのぞいてみてはいかがでしょうか 。
81.3 FM J-WAVE 「COLORS OF HAWAII」 毎週月曜日-木曜日 13:20-13:35
-J-WAVEの「COLORS OF HAWAII」について教えてください。
内田:毎週月曜日から木曜日まで、15分間の生放送でハワイの情報やハワイの気分を日本に伝えようということで始まった番組です。ハワイにもっと沢山の日本の方が訪れてくださるように、魅力的な情報を伝えていこうとがんばっています。
-番組が始まってどの位になりますか?
内田:もうすぐ3年になります。2005年の4月から始まりました。
-こちらでDJをやるようになったきっかけは何だったのですか?もともとこちらに住んでいらしたんですか?
内田:日本ではずっと大学の頃から、J-WAVE、FM東京、FM横浜など各ラジオ局で仕事をしていましたが、それを全部辞めてこちらに移住して4年目に入りました。移住してきて3、4か月経った頃、昔FM横浜で一緒に仕事をしていたプロデューサーからワイキキにスタジオを作るので、もし機会があったらやりますか?というお話をいただいて、ハワイでDJをはじめることになりました。
-ハワイに移住した時は、またラジオの仕事をやろうという思いはなかったんですか?
内田:ラジオは全部辞めようと思って来たので、ありませんでした。
引っ越してきたときは日本のファッション雑誌のライターの仕事がありまして、それで何とか食べていけそうでしたので。
でも、ひとりで家に篭って仕事をするよりは、やっぱりレポーターをしたり、外に出て人に会う仕事が好きだし、何かやりたいなとちょうど思っていた時だったんですね。
-番組の中ではどんなハワイ情報を伝えているのですか?
内田:新しくできたレストラン、ハワイのイベント、インタビューなど、とにかくハワイのことなら全てです。
-取材の対象はどのようにして探しているのですが?
内田:こちらには日本のように「ぴあ」とか「東京ウォーカー」のような便利な情報誌がないので、イベントなどの情報は、「Mid Week」とか「Island Weekly」などに頼るしかなく、新聞を見て探したりして取材先を決めています。
また、こちらの日本語のローカルのメディアは情報収集の点で充実しているので、参考にしています。あとは、送られてくるニュースレターとかプレスリリースを参考にして選んでいます。
-日本のリスナーの方からの反響はいかがですか?
内田:はい。スタジオへ遊びに来てくださる日本の方も大勢いらっしゃいます。
いろんな方がいらっしゃいますが、例えば、この番組を聴くことだけが楽しみで1日を生きているとおっしゃる方、または、ガンの闘病中にハワイにあともう1回行きたいからと治療に耐えて、ちゃんと治ってスタジオにいらして「番組を聴いていつも元気付けられていたんですよ」とおっしゃってくださった方など、皆さん様々な思い入れがあって、たとえ15分とはいってもいろんな聞き方をしてくださっているんだなと思っています。
12月10日のホノルルマラソンの日にスタジオが引っ越したのですが、その次の日にはリスナーの方が探しあてて訪ねてくださいました。 生放送の雰囲気を見たいということで、わざわざお土産や前に撮った写真を持ってきてくださる方もいらっしゃいます。とても嬉しいことですね。
-15分間という時間でハワイから生で伝えるということへの工夫は何かしていらっしゃいますか?
内田:できるだけ外で拾ってきた音を使って、ハワイの雰囲気を音で聞いていただこうという工夫をしています。
ただ一方的に原稿を読んだり、しゃべったりしているだけでは、日本のスタジオでハワイの内容を話しているのとあまり変わりませんから。それは番組制作の上で常日頃から試行錯誤しているところです。
1日1本はどこかに取材に行っていますし、ブログもありますので、ブログ用の写真も必ず撮っています。 ハワイに住んでいて番組を聴けない方は、ブログを見て情報源にしてくださっています(注:番組は日本でしか聴けません)。
-東京のように変化が激しくなく、広くもないハワイで週4日というのは、トピックスを集めるのが大変ではないですか?
内田:そうですね。あっという間にネタがなくなってしまいます(笑)。でも、なにかの雑誌や新聞に必ずしものっている情報でなくても、道を歩いていたり、または友人から教えてもらったりと、色々見つけかたはあると思いますよ。
-佐知子さんは音大出身でしたよね?音楽には耳が肥えているというイメージがありますが、ハワイアンミュージックは好きなのですか?
内田:音楽にこだわりは全然ありませんが、アイランドレゲエよりはトラディショナルのほうが個人的には好きです。
-音楽的にもハワイを伝えようというものを探したりするんですか?
内田:いろいろ聴いたりはしていますが、ニューリリースの数はそれ程ある訳ではないので…。新譜といってもハワイは結構限界があります。6ヶ月くらい前にでていても『最新アルバム』とか『リリースされたばかりのアルバム』といいますけど、日本の感覚ではそれはもう古いですよね(笑)。それに、こちらでは、ニューリリースで送られてくるものに、出来の良いもの、素人さんがリリースしたようなものも、けっこうごちゃ混ぜになっていることがありますので、日本のみなさんには、良いテイストのものをお送りしたいなと心がけています。
-最近のアルバムかアーティストでこれだというものはありますか?
内田:好きなのはOlomanaとかPaliとかのサウンドが好きなのですが、最近ではNathan Aweauの新しいアルバム、「Kane`ohe」とか、Justin Youngの『All attached』は好きですね。
-かける曲はご自身で選んでいらっしゃるんですか?
内田:はい。
-それはその日の気分で?
内田:その日の気分というよりは、その日のトピックによって考えています。その日がどれだけさわやかか、雨か、お天気も少し考えていますね。あと情報としては、毎週木曜日、アラモアナホテルの「Pakele Lounge」でストリーミング放送がライブで見られるので(http://www.alohavideo.tv/)、それをよく見に行ったりして新しいアーチストと出会ったりと番組の参考にしています。
-インタビューもたくさんなさっていらっしゃいますが、おもしろかったインタビューはありますか?
内田:オータさんは超おもしろいです。ジョークが。
ロバート・カジメロ氏はラジオのインタビューと雑誌のインタビューでは全然雰囲気が違うのを感じました。
ラジオはすごいノリノリで、みんなに見せる時はやっぱり見せる。プロだなと思いました。
マウナロアのボビー・モデロウも最高におもしろいですしね。ハワイのミュージシャンの方はみなさんそれぞれにおもしろいですよ。ハワイで取材させて頂く方達は、お店のオーナーでもなんでもみなさん大抵とてもいい方たちばかりです。
-ハワイに移住されたのは、何か目的があったんですか?
内田:もちろんすごくハワイが好きだったというのがきっかけですが、あまり知り合いがいないまま来てしまったので、最初の2~3年はすごく大変な思いをしました。
-ひと言では難しいでしょうが、何年か住んでみて、ハワイの魅力はどんなところですか?
内田:まずは、ハワイのお天気がいいということ。こちらに住んでいる人には当たり前のことなんですが、自分で体感しないとわからないものだったんです。いろいろいやなことがあっても天気はいつも素晴らしく、海はきらきらしているし、お花もきれいで、トレードウィンドで気持ちよく癒されてしまいます。最初は冬になっても寒くならないので、体がびっくりしていましたが、ハワイの大自然、そしてお天気がいつもパラダイスというのは、やはりすごいことなんだなと思います。
でも、なんといっても一番なのは、「ハワイの人達がいい人」だというところですね。観光客や一時的に訪れている人達には別ですが、ローカルの人は基本的に、新しく出会った人に率先して「こんにちは。あなた何やってるの?」ってどんどん聞くタイプじゃないと思うんですね。その理由は、お互いの心地よいスペースを邪魔しないように、気を使ってくれてるんですよね。
日本の場合は『こんにちは、なんのお仕事してるんですか?どこに住んでるんですか?』って初対面の時に、とりあえずが~っと聞くことも多いですよね。でもこっちは本当に気を許すまで、そういうことはあまりなくて、少しずつ歩みよっていっている感じがします。だけど、初対面であろうと、知らない人であろうと、困っている時に必ず助けてくれるのはハワイの人達だなーと思って。そういう日本の昔の人達みたいなやさしい人達がいっぱいいるなと思います。ハワイの人達は『Nice people』であることに誇りをもっていて、いい人であることが素晴らしいことだということを、沢山の人に伝えようとしているから、ステキだと思います。
-アロハスピリットみたいなものを感じる場面というのは多いですか?
内田:すごくありますね。
タイヤがパンクしても全く知らない人が助けてくれて、「お礼を」と言っても「そんなのはいらないから」って言って、泥まみれになって帰って行ったこともありましたよ。
-まだまだハワイに住む予定ですか?
内田:たぶんいると思います。
-ところで話しは変わりますが、お店でも場所でも結構ですが、最近のハワイのおすすめは何かありますか?
内田:最近、カピオラニの方にEluaというお店ができたんですが、そこはおいしいなと思います。マノアにあったドナトスのシェフとフレンチレストランのシェフが一緒にやっているお店で、メニューもイタリアンとフレンチの半々になっています。
-日本のリスナーの方に、メッセージをいただけますか。
内田:新しいスタジオに移ってきたばかりですが、いろんな方に遊びにいらしていただきたいと思っています。そして、番組でこんな情報が知りたいというのがあれば、ぜひ教えていただきたいなと思っています。
-いきなりスタジオを訪ねても大丈夫ですか?
内田:はい。
ビーチウォークの規則で看板を出せないので、スタジオの場所がわかりにくいんですが、番組のウェブサイトに案内図が出ています。ワイキキビーチウォークのGiovanni Pastramiの裏側です。
-番組として、また、内田さん個人的にでも、今年の抱負をお聞かせください。
内田:今年は星占いによると12年に1度のすごく良い年らしいので、番組のガイド本を出したいと思っているんです。「本を作らないんですか?」とよく聞かれるので、作りたいなと思っていたんです。
J-WAVEで企画中なんですが、口に出して言っておいた方が動くかなと思って(笑)。
実際、スタジオにいらしてくださる方の中には、ブログをプリントアウトして、ガイドブックみたいに使ってくださっている方もいらっしゃるんですよ。実現させたいと思っています。
「COLORS OF HAWAII」を是非、聞いてくださいね!」
-ありがとうございました。
(2008年1月 ハワイ ホノルルにて)
協 力:81.3 FM J-WAVE「COLORS OF HAWAII」
番組blogはこちら→http://www.j-wave.co.jp/blog/mp_hawaii/
コーディネート:村田実紀
聞き手:kaimanahila

