ハワイ取材の第四弾。今回の取材旅行の最後を飾るのは 「Billy V」氏
実は私もお会いすることになって、下調べをさせていただくまで Billy V氏、知らないな・・
程度の認識でした。ところが調べていくうちにあの声も、あの番組も、アロハスタジアムで
よく聞いていた声がもBilly さんだとわかりました。
ハワイのテレビでもラジオでも活躍なさっている人気司会者、DJです。
ハワイのラジオ事情や新しいハワイ音楽事情をたっぷり伺いました。
この取材の前日の行われた、ハワイ大学フットボールチームの試合の話でかなり盛り上がり
録音時間はここに掲載されている1.5倍ぐらいになってしまいました。
奥様は日本でフラを教えていらっしゃる著名な先生。
Billy さんも大変な親日家です。
正月に家族三人のんびり過ごしていらっしゃる、自宅におじゃましました。
-Billyさんの主な活動を教えてください。
Billy V:ラジオのFM105 KINEとテレビでKJB9 "Sunrise"という朝の番組を担当しています。まず5時から5時20分はラジオの放送をして、5時20分になったらテレビ用のイヤホンをつけて、くるっと後ろ向くとカメラがそこにあるので、テレビ番組をやっています。だから、僕は移動する必要がないんです。
-同じスタジオ内でやっているのですか?!
Billy:はい、そうなんです。同じ場所で、3-4分テレビ放送をやったらまたくるっと向いてラジオに戻って、1時間後にまた向きを変えて…ってやっているんです。
-ラジオ、テレビともに朝放送していると聞いていたので、一体どうやって両立しているのか、ラジオは収録にしているのかと思っていたのですが、違ったんですね。
Billy:そうなんです。ラジオで喋り終わった瞬間にニュースが入るんです。そのニュースの後、CMに行き、その後1曲流します。その曲が終わる時には、テレビからラジオに戻っていないといけないんです。時々大変だなって思うことはありますけどね。
Hawaii 105はハワイアンミュージック専門局で、KJB9は、ハワイエンターテイメント番組で、(ここで彼のTV番組をネットで見せてくれました)新しい映画や新譜CDなど、さまざまな新しい出来事をとりあげています。
他には、ハワイ大学のスポーツのGame Dayコーディネーターもしています。フットボール、男女バスケットボールに男女バレーボールを担当しています。
-Na Hoku Hanohano Awardsの司会もやってらっしゃいますよね?
Billy:はい、Na Hokuのテレビ放送の司会をやっています。Sheraton Hawaii Bowl の声や、ナショナルフットボールのプハーフタイムやpre gameの時などにも喋っています。
-昨日(2008年1月)のハワイ大学のWarriorsが出場したSugar Bowlのアナウンスはできなかったんですよね。
Billy:そうなんです。テレビ、ラジオ、ハワイ大学のスケジュールがうまくあわなくてできなかったんです。 このような3つの仕事の他に、マネージメント会社をやっていて、そちらではBank of HawaiiやFirst Bank、Ala moana Shopping Centerのアナウンスのような単発の仕事も引き受けてやっています。
-人に「お仕事は何ですか?」と聞かれたら何とお答えになるのですか?
Billy:"Have Fun"(楽しむこと)と答えますね(笑)。
僕は6年生の時に、DJになりたいって思ったんです、そして23年間このラジオ業界で働いています。ラジオを通じてさまざまな仕事と出会ったんです。だから、ラジオとハワイアンミュージックは絶対に外せないものです。全てはラジオから始まったんです。
(日本語で)ホントにワタシのシゴトは、Have Fun!ゲンキ、ゲンキ!
-ハワイのほとんどの人がBillyさんの声を知っているんでしょうね?
Billy:そうだと思います。あともう一つ思い出したのですが、Outrigger Hotel 、Ohana Hotelなどの多くのホテルで、ホテル案内のテレビに出たり、ナレーションもしています。
-今は朝のテレビ番組にも出演されていますから、声だけでなく、顔も皆さんに知られるようになったんじゃないですか?
Billy:そうですね(笑)、時々公の場での振る舞いに気をつけないといけない時がありますね。奥さんに、「お願いだから、シャツを着替えて。外出するんだから、いいシャツを着ていってよ」とか、「お願いだから、髪の毛とかして」なんて言われます(笑)。
僕はマネージメント会社をやっていますが、僕自身パーソナル・マネージャーがいます。それは、奥さんです(笑)。
-ハワイの生まれのハワイ育ちなのですか?
Billy:生まれは、カリフォルニアのロングビーチになります。
母は生まれも育ちもカウアイ島で、父がカリフォルニア出身なんです。それで、僕とシスターはカリフォルニアで生まれたんです。
ある時家族でハワイに2週間行ったんです。父はそれまでハワイに行った事がなかったんだけれど、その2週間の間に全ての島を旅行して回ったんです。派手なオレンジ色のアロハ柄のバッグを二つ持ってね(笑)。 それで2週間の旅行を終えて、カリフォルニアに戻って、夜中の2時を回ってたんだけど、父が、家の窓に「Sale」と書いた紙を張り出したんです。旅行バッグも僕たちもまだ車の中にいる状態だったのにです。父は、もうすでにハワイに引っ越すって決めていたんですね。それで、家族皆でハワイに移ってきました。
-その時Billyさんは何歳だったんですか?
Billy:7歳でした。Big IslandのKonaに住み始めました。なので、卒業した学校もBig Islandです。オアフには19歳の時に来ました。
-いつからラジオの仕事を始めたのですか?
Billy:16歳で、高校卒業とともに始めました。(注:Billyさんは、成績優秀で飛び級し、16歳で高校卒業しました)16歳の6月に高校を卒業し、8月には、初めてのラジオ番組が始まり、その番組は3年間続きました。
-どんな番組だったんですか?
Billy:AMショーで、全てのジャンルの音楽をかけました。カントリー、Pop、ハワイアン等などです。僕の最初のラジオの仕事の師匠は、ハワイアンの番組をやっていて、その師匠から多くのことを学びました。それが僕のスタートでした。
それからラジオ局のオーナーが新しい人に変わってから2年間はJazzとビッグバンドだけしかかけられなくてがっかりしたんです。「Popをもっとかけたいのですが」とかけあっても、「ダメ!Jazzかビッグバンドのみ」と言われてしまったんです。それでも「わかりました」と頑張ってそのラジオ局で働き、その後また方針が変わって、Popをかけるようになったのですが、その時には僕はオアフに移ったんです。
-その後は順調に番組はあったのでしょうか?
Billy:19歳の時にオアフに移ってすぐには仕事はありませんでした。デモテープを作って、全てのラジオ局に送ったのですが、誰も雇ってくれませんでした。そこで、誰かが「ハワイアン・ステーションにアプローチしてみなよ!」ってアドバイスしてくれたので、アプローチしてみたら、そこで仕事がもらえたんです。ラッキーでしたね。僕はハワイアンミュージックのことを知っていたから、それがよかったみたいなんです。
そして、ホノルルでの僕の最初の師匠は、(有名なDJ)Honolulu Skylarkでした。(日本語で)スカイは、ワタシのラジオ・クムです!彼女から本当に色んことを学びました。他にも、Krash Kealohaに教わったりもしましたが、スカイが私のメインの師匠ですね。彼女は現在Big IslandのHiloに住んでいて、いまでも現役でラジオをやっています。
-今は日本で活躍中のラジオDJ、カマサミ・コングさんは、ハワイでは大スターだったんですよね?
Billy:その通りです。僕が、7、8年生(日本でいう中学1、2年生)の頃彼は夜の番組をやっていて、それが6時スタートでした。僕は、何がともあれ、その番組が始まる前に全てを終わらせなければなりませんでした。そして、ラジオの前に座って番組を聴いていたんです。 いまだに彼の番組の始まりの音「カマサミ・コーング (ゴリラのような音を出す)」を鮮明に覚えています。
それから数年後に、お互い顔見知りになって、それである日彼から「ランチに行こうよ!」と電話があって、ランチに行きました。一緒のテーブルに座って世間話をしたのですが、「ワーオ, 僕は今、あの毎日声を聴いていた人とランチしてる!!」って心の中で大興奮しました。とてもいい気分でした。
彼は本当に素晴らしい、才能のある人です。彼はラジオ業界に貢献した人の一人ですね。
-日本では、テレビの方がメジャーで、携帯音楽プレーヤーが広く普及していることなどもあり、ラジオを聴く人が少ないのですが、ハワイではどうでしょうか?
Billy:ハワイでは専門ラジオ局もたくさんありますし、僕たちはテレビにも出ているので、ラジオとテレビがミックスされているような状況ですね。
ハワイアンミュージックに関して言うと、日本とは全然違うと思います。ハワイアンミュージックを楽しんでいる多くの人が、1日24時間ラジオをつけています。というのも、テレビでは、ハワイアンミュージックはさほどやらず、スペシャルな時のみです。一方、ラジオ局は、ハワイアンミュージックがいつでも聴ける唯一のメディアですから。
-でも、Billyさんの場合は、現在ラジオとテレビに同時に出演されているので、もしかしたら、Billyさんの番組を聴きながら、テレビを同時に見ている方もいるかもしれませんよね?!(笑)
Billy:そうですね!特徴的なのは、ハワイのラジオ局は、番組外での活動も積極的で、例えば、Fundraiseのイベントやbaby partyのイベントなんかにも参加するんです。高校でFundraiseをやるとなれば、ミュージシャンの演奏があるので、そのライブの司会等を(普段顔がでないラジオDJである)僕たちがやるんです。それが皆さんと知り合いになる機会になるんです。ハワイアンミュージックのライブはたくさんの需要があるので、それに伴い僕たちDJは司会を頼まれるんです。
-いつ現在のKINEに移動されましたか?
Billy:2年前です。
-その前は、ずっと(ハワイアンレゲーやコンテンポラリーの専門局)KCCNで朝の番組を担当されていたんですよね。
Billy:1990年に開局したのですが、その開局にも携わっていたSkylarkを僕は手伝っていたんです。僕は、そのKCCNが開局する前に雇われて、スタートとともに、午後の番組を任されたんです。スカイラークは、その前のお昼の番組を担当していました。また僕は、ミュージックディレクターもやっていて、SKYは、番組ディレクターでした。
-Billyさんは、まさにKCCNの歴史そのものですね。
Billy:確かに、ハワイにおける第2のコンテンポラリー音楽の誕生に貢献したと言えるかもしれません。僕たちは全てを創り出してきましたからね。
-KINEは、それ以前にできたのですか?
Billy:いえ違います。まず90年にKCCNが開局し、その当時はたくさんの懐疑的な声や非難を浴びました。それから、コンテンポラリーやハワイアンレゲーに対抗しようと、ハワイアンミュージックのみのKINEが92年にオープンしたんです。
でも、その後93年か94年に僕たちオーナーが、「ライバルである必要はない」と言って、KINEを買って、それからKCCNとKINEのオーナーは同じ人になったんです。
-日本のラジオ番組というのは、DJのトークがメインで、たまに音楽がかかるという感じですが、ハワイは逆で、音楽がメインで、DJのトークは曲の合間に喋るという印象を受け、DJのパーソナリティーをだすのが難しいと思うのですが、そのへんはいかがでしょうか?
Billy:場合によりますね。番組ディレクターが「はい、これが今日のミュージックリスト。君の仕事はこの曲の合間にどれだけおもしろいことをやるかだよ」って言われます。
確かに、それはとても短い時間かもしれないけれど、僕たちは先ほども言った様に、週末になればどこかのイベントに行って、そこで大勢の人に会い、お互いを知るようになります。ラジオ番組はただ箱の中にいるだけですよね?! 本当にアメリカ(ハワイ)のラジオと日本のラジオは全然違います。
例えば、レコーディングアーティストは大スターという風に思うと思うのですが、でも、ここハワイだと、おそらくNO.1 レコーディングアーティストといったら、Willie Kだと思うのですが、その彼も、ビーチサンダルでビーチを歩いていたり、普通にショッピングセンターにいたりします(笑) 。 きっとそういうことによって、皆がエンターテイナーに対して親近感をもつと思うんですよね。ラジオDJも全く同じなんです。普通にショッピングもすれば、イベント、baby party、 family party、 halau partyなど外にドンドン出て行きます。そういったところで、皆が僕たちのことを知ってくれるようになるんです。
だからどこに行っても、例えば昨日はハワイ大学のフットボールチームwarriorsの試合を見に行ったのですが、たくさんの人に声をかけられ、握手を求められました。「あなたの番組聴いてるわよ」とか「あなたの番組見てるわよ」とか、中には「ラナイにあるラジオはKINEで、家の中のTVはSunriseをつけて、あなたの番組両方チェックしてるわよ」なんていう人もいました(笑)。
-ついこの間まで、毎週水曜日アラモアナホテルのパケレラウンジでやっているハワイアンライブのMCもやってらっしゃいましたよね? (現在は、同じKINEのDJ WAYEがMCやってます)
Billy:はい。そこでは、毎週違うミュージシャンのライブをやっているので、見に来るお客さんも違い、毎週新しいたくさんの人に出会うことができて楽しかったです。
-ハワイのラジオDJは、ただラジオ番組をやるだけということではないんですね。
Billy:そうです。僕は、こうして音楽をたくさんかけられるスタイルでよかったと思っています。というのも、僕の仕事というのは、(音楽をやっている)レコーディングアーティストをスターにすることであり、またリスナーもスターにすることだからです。僕は、その間に立つ交通整理の役になります。 例えば、「次はニュース。その後は、交通情報。OK終わった、じゃぁリスナーね!」とリスナーの電話につないで番組に出てもらうんだよね。僕の番組では、いつもアーティストやリスナーが主役という思いでやっています。
-ハワイ音楽にかなり精通されていると思いますが、現在のハワイ音楽事情はどのように思いますか?
Billy:ハワイ語で歌っている音楽(トラディッショナルミュージック)、フラの音楽は、常に新しいアーティストが現れて、なかなかいい状況だと思います。
コンテンポラリーは、何か新しいものを求めているといった感じですね。レゲーは、70年代からずっとハワイアンミュージックの一部になっています。ボブ・マーリーの影響をとても受けていますね。
第1次ハワイアンルネッサンスといえば、Sunday Manoa, C&K, Kalapanaで、当時は、世界中で流行ったようにハワイアンミュージックのディスコもあったんですよ(笑)。 例えば、名曲『Blue Hawaii』のディスコバージョンなんて作られてかかっていたんです(笑)。その時は、皆「最高!」なんて喜んでいましたが、たくさんのハワイアンミュージシャンたちは、よく思っていませんでした。でも、その当時はディスコが流行っていたから、ハワイアンミュージックもそこでかけていたんですね。
そして、現在は、SKAや、レゲー、R&B 等様々なジャンルのものを取り入れていますが、それでも何か新しいものを探しています。 その中でも、レゲーは、ここ10年から15年、ずっと親しまれていますね。 ハワイ音楽業界は、常に何かを探しているんです。それはとてもいい事だと思っています。なぜなら、流行を追いかけるのではなく、自分達自身の音楽を作ろうとしている表れだと思うからです。そういうことからすると、C&KやKalapana, Peter Moon Bandは、彼らのオリジナルの音で素晴らしいと思いますね。
今のバンドで言うと Natural Vibrations もオリジナルですね。音が流れてすぐに、「あっ、Natural Vibrationsの曲だ」ってわかるんです。他にもWillie Kなどもそうですね。ハワイアンミュージックは、とても興味深くて、次は何がでるかなとわくわくしますね。
他にも、例えばUkuleleのソロといえば、Jake Shimabukuroですが、最近ではたくさんの素晴らしいウクレレプレイヤーが増え、初めて聞く名前の人もいます。そういう人たちは、Jakeのスタイルを自分で勉強し、更にそれから自分のスタイルを作っているんですよね。
大晦日の日にイベントのMCの仕事をしたのですが、40-50人の子ども達がステージに上がり、皆でJakeの代表曲を演奏していたんだけど、彼らこそ明日のミュージシャンだと思いました。彼らは、まだ14、5歳の子供達だったんですけどね。
-日本では、どうしてもいまだにハワイアンミュージック=フラの音楽としか認識されていないところがあるのですが、他にどういった音楽を日本の皆さんに紹介したいですか?
Billy:いろんなジャンルのハワイアンミュージックを聞く時、ある曲は自分の心をつかみ、「Wow」と声をあげることもあれば、ある曲は何も感じないと思うのですが、僕がおススメするのは、とにかく色んなハワイアンミューッジクを聴いて、どの曲が自分の心をつかむのかを試して欲しいと思います。
フラに関しても、私の奥さんは日本でフラを教えていて、レッスン風景を時々見ることがありますが、昔は、フラといえば、わりと年齢のいった女性の方がやるものだったので、40年前にハワイに来ていた人といえば、おばあさんの年代の方々でした。それが、最近では、若い女性や子ども達もやるようになっています。
彼らこそが、フラに新しい息吹を送りこむ新しい世代になります。それはフラだけでなく、音楽に対してもそうなります。そうしたダンサーたちをサポートしようとミュージシャンたちが曲を作り、演奏をすることになるわけですから。これはとてもexcitingなことです。ハワイ以外の国の人が、フラとその音楽に感謝をしてくれるわけですからね。
僕が、日本に行くと、ハワイ語の歌詞を知っている人がたくさんいて、いつも驚かされます(笑)、中には、僕より知ってる人もいますからね(笑)。
-Billyさんおススメのアーティストを教えてくださいますか?
Billy:それはとても難しい質問ですね。どんな音楽を求めているかによりますが、例えば、ハワイアンミュージックでも、フラの曲で、とても深い意味、Kauaと言われる隠された意味も含んだ音楽を求めているとしたら、Keali'i Reichelがおススメの一人になります。なぜなら彼のパフォーマンスは本当に素晴らしいからです。
彼は、ハワイ語の曲もできれば、英語でコンテンポラリーの曲も歌えます。それでいながら、どれもハワイを感じる曲となっています。なので、彼がトップの一人で、彼のDVDはベストだと思います。DVDだと字幕もついていますので、何を歌っているのかわかります。僕はこのDVDが2007年のNO.1だと思っています。プレゼントとしてもNo.1ですね。是非皆さんに見て欲しいですね。
-今一番人気の新人アーティストは誰でしょうか?
Billy:間違いなくKaukahi ですね。彼らは、トラディッショナルになります。元気で、ビーチミュージックとなれば、Beach 5ですね。Beach 5のクリスチャンは、元Ho'onu'aのメンバーで、そのHo'onu'aの前から知っていますが、彼には音楽が宿っているとずっと感じていました。その才能を例えて言うなら、爆竹で、それがバーンと爆発するように起爆剤を待っていたという感じですね。彼らは期待の新人バンドの一つですね。
もう一人のSunnyは、元々ハワイ大学のアメフト選手だったんです。ハワイのビーチにはナンバーがついていて、彼らのグループ名のBeach5というのは、Makapu'uを指しています。 90年代は、Troy FernandezとErnie Cruz Jr.のKa'au Crater Boysが大人気となり、たくさんの人に愛されました。その後が、JakeがいたPure Heartというグループで、それに続くのが、今のBeach 5ですね。
-ところで話しは変わりますが、私も以前アメリカンフットボールをやっていたので、2007年のハワイ大学のチームWarriorsの試合結果もチェックし、毎週メールマガジンで配信していました。昨日(Sugar Bowl)は、残念な結果となりましたが、振り返ってみてどうだったと思いますか?
Billy:毎回のゲームをサイドラインで観ているのですが、2007年のWarriorsは驚異的でした。不敗でしたし、昨日のSugar Bowlでは、力を十分に発揮できませんでしたが、Warriorsがハワイの人達の一体感を強めてくれ、ハワイの皆がオハナになりました。スポーツには、ハワイの人々を一つにする力があります。
Na LeoやWiilie K ,C&Kといったミュージシャン達も昨日の試合が開催されたニューオリンズに演奏しに行きました。選手達が行くところには、必ずミュージシャンも一緒に行くんです。単にアメリカンフットボールのチームというだけでなく、文化-Ha'aも一緒に持って行ったことになるんです。
-今シーズンは興奮し通しだったでしょうね?!
Billy:はい、興奮し通しでした(笑)。試合前日となれば、テレビにでる時も必ずwarriorsのジャージを着て放送してましたし、とにかく全部のラジオ、テレビも「GO! WARRIORS!」と常に叫んでいました(笑)。
-Warriorsのグッズが売っているお店も混んでましたしね?!
Billy:2007年のクリスマスプレゼントのNo.1はきっとWarriorsのグッズだったと思いますね(笑)。皆お互いにwarriorsグッズをプレゼントしあったのではないかと思います。
-アメフトをやっていたものからすると、QB(クォーターバック)のコルト・ブレナンが気になったのですが、彼は、どんな選手ですか?
Billy:彼は、現在の状況にとても感謝している選手ですね。彼はコロラドで問題を起こし、逮捕され、それからハワイに来ました。でも、ここハワイでは、彼が何をしたかは関係なく、彼自身が受け入れられたのです。
また彼は大学でサモアンのクラスを取ったんです。なので、いざ試合でQBのポジションにつく時も、サモア語でかけ声をするんです。カリフォルニアで育ち、その後コロラドに行き、それからハワイに来た彼が、この地の文化や音楽を身につけ、今では彼の一部になっていると思います。彼はハワイのイメージキャラクターですね。フットボールプレイヤーとしても、本当に素晴らしい選手です。
-それを思うと昨日は負けてしまい本当に残念でしたね。
Billy:本当に残念でした。でも、大丈夫!次のKick Offまで240日ですから(笑)!フットボールファンは、皆、次のキックオフまで指折り数えているんです。
-ハワイでおススメの場所、レストラン等あったら教えて下さい。
Billy:家族でよく行くのは、ハワイアンフードだったら、チャイナタウンのそばにある"People's Cafe"ですね。そこのハワイアンフードは本当においしいですよ。日本食だったら、アラモアナのそばにある「AKASAKA Restaurant」です。実は、今夜行くんです(笑)。僕の母がBig Islandから遊びにきていて、今夜帰るので、最後に一緒に行こうと思っているんです。
あと、家族で行くのにおススメなのが、僕が子どもを連れててよく行く、Ala Moana ParkとAla Moana Beachですね。でも、恐らくもうすぐ場所を変えないといけないかもしれません。なぜなら、Ala Moana Beachは、波がなく、子ども(今年6歳)も大きくなってきたので、そろそろWaikiki Beachに移動しようかと思ってます。Kapiolaniを超えてすぐの辺りに。そこならちょうどいい波があると思うので。僕の息子は、サッカーやフットボールが好きなんです、今やっているテレビゲームも、アメリカンフットボールですしね。(隣りのリビングでテレビゲームをしてました)
あと、僕たち家族は、最近ボーリングの楽しさを発見したんです(笑)。なので、ボーリングもよく行きますね。もしちょっと疲れて都会の喧噪から逃れたかったら、Big IslandにあるHapuna Prince に行きます。僕の奥さんのお気に入りのホテルでもあるんです。
-最後にもう一つ、今年のグラミー賞のハワイアン部門では誰が受賞すると予想していますか?
Billy:恐らくTia Carreaが受賞するのではないかと思います。彼女は、女優として知名度がありますからね。ただ、TVや映画で知られていますが、ミュージシャンとしては知られていないので、難しいところですが…。僕個人としては、Raiatea Helmに獲って欲しいと思います。他のスラック・キーの人たちももちろん獲得するに値する人たちではありますが、ボーカで獲って欲しいと思いますね。
(※予想ははずれてしまいました)
-日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします。
Billy:僕や僕の家族がすることは、とにかく"Relax & Enjoy"なんです。
なので、日本の皆さんにも是非"Relax & Enjoy"して欲しいです。日本の方は、一生懸命働いているので、時間を作って"Relax & Enjoy"して欲しいですね。
そして次に、ハワイアンミュージックを聴いて "Relax & Enjoy"して欲しいです。
そして、ハワイに来た時も、是非"Relax & Enjoy"して下さい!
-どうもありがとうございました。
2008年1月 ハワイにて
通 訳:村田実紀
聞き手:Kaimanahila
Billyさんの公式Websiteはこちら→http://www.billyv.net/

