Hawaiiを代表する歌姫「AMY HANAIALI`I」。
8011web.comには4回目の登場です。
"YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL"でも日本のダンサーと素敵なコラボを披露してくれたAMYさん。
「'Aumakua」という新しいアルバムをリリースされたばかりです。
”マクドナルド”も無いというモロカイ島に住み、公私ともにとても良い状況だとおっしゃっていました。
今回は、新しいアルバムについて、たっぷりとお話をお伺いしました。
9月には待望のジャパン・ツアーが行われます。お楽しみに!
-リリースされたばかりのアルバム、「'Aumakua」はどのような思いで作られたアルバムですか。
Amy:このアルバムのコンセプトはオープニング曲「Have You Ever Seen the Rain?」に集約されている「雨」なんです。
私の家族には雨にまつわるエピソードが多く、祖母が亡くなったのも雨の日でしたし、娘が生まれたのも雨の日でした。雨が家族にとっての重要な'Aumakuaなので、1曲目は「Have You Ever Seen the Rain?」になりました。
その他の曲も私にとっての'Aumakuaであるもの、それは雨であったり、鳥であったり、梟であったり、もしくは祖母であったり、それぞれ表現は違いますが、'Aumakuaというひとつのテーマのもとに出来たアルバムです。
ハワイの文化はもちろんのこと、日本の文化にとっても'Aumakuaというのはとても重要なものだと思っています。ですから、今回の選曲は、ハワイ語の曲も英語の曲もありますが、どれも'Aumakuaについて歌っています。ただし、英語で歌うことによって、ハワイ語よりは皆さんに理解してもらいやすいと思います。そうすることによって、私の歌を聴いてくれる人の層が広がったらいいなという気持ちで作りました。
-'Aumakuaというタイトルがとても重要ということですが、'Aumakuaというのはどういうものかを説明していただけますか?
Amy:'Aumakuaとは、それぞれ個人の人が持っている守護神の様なもので、誰にでもひとつあります。私にとっての'Aumakuaは雨、マウイに住んでいる私の叔父にとっての'Aumakuaは鮫で、祖母にとっては梟です。
そういった動物なり事象なりが人生の節目に関係してくるのです。何か良いことが起こるとか、逆に悪いことが起こるというような、時に何かの兆しを示してくれるものと解釈していただければ良いと思います。
-1曲目はCCRの懐かしい歌で少しびっくりしました。この歌にも大きな意味があるということですが、どのようなことなのでしょうか?
Amy:私にとっての'Aumakuaを歌った曲なのです。英語で歌っている曲なので、ハワイ語がわからない人にも理解してもらえて、より自分が表現したいことが、伝わりやすくなっていると思います。
雨や水は万国共通のものですから、誰にでもわかってもらえます。
昨日(7月27日)大桟橋ホールの横浜ハワイイフェスティバルで千人のダンサーが「Have You Ever Seen the Rain?」にあわせて踊り、非常に感動的でした。ハワイ語ではなく英語で歌っている“Have You Ever Seen the Rain?”というさびの部分はとてもわかりやすいので、それを見ているお客さんに、ダンサーがどんなことについて踊っているかがすぐに伝わって非常に良かったと思っています。
-ハワイ文化である“言葉”というものに、Amyさんは大変こだわりがあるように見えますが、多くの人達に伝えるためには時と場合によって使い分けていくという風にお考えになったのでしょうか。
Amy:私の好きな音楽はハワイアンだけに限らず、とても幅広いものです。もちろん私はハワイ人ではありますが、1シンガーでもあるので、シンガーとして成長し、常に変化していきたいという気持ちがあります。娘が生まれたことで、私の人生に大きな変化が起きました。特にここ2年、私の人生はすごく変わってきています。それに加えて、プロデューサーのアレンが音楽性をさらに幅広くしてくれたと思います。
このアルバムは皆さんにすごく癒しを与えることのできる音だと思いますし、'Aumakuaのコンセプト自体が癒しを与えられるものであると考えています。
-4曲目の「Feels Like Home」はランディ・ニューマンの曲で、少し意外な選曲だと思ったのですが、それもそういう意味合いからきた選曲なのですか?
Amy:ここでいうホームというのは私にとっての故郷=ハワイです。自分の故郷であるハワイを表現したくてこの曲を選び、また、昔から大好きな曲だったので是非レコーディングしたいと思って選びました。
もちろん私の本当の故郷はハワイなのですが、ハワイ人というのはどこにいてもそこをアットホームにしてしまうようなところがあります。雨も世界のどこに行っても降りますし。
ホームというのは、必ずしも本当のハワイという意味だけで言っているのでなく、自分がアットホームに感じられるところという意味のホームです。
ヨコハマの大桟橋ホールでの体験も、日本にいるのにもかかわらず、まるでハワイにいるような気分でしたし。ハワイにいる時よりも沢山のお友達にも会えました。昨日私のいた場所はハワイでしたね。
-5曲目の「Manu o Ku」はタウアさんと作っていらっしゃいますが、何かエピソードはありますか?
Amy:タウアさんは私のことをすごくよく知っているので、2人でやれば絶対うまくいくというのは最初からわかっていました。
船長である兄の'Aumakuaについて歌いたかったのですが、歌詞はタウアさんに作ってもらいました。聞いた途端「これは!」と思える位うまくいきました。
-12曲目の「In This Life」はIZの曲で私も大好きな曲なんですが、彼とのエピソードや交流について教えていただけますか?
Amy:IZのことはすごく尊敬していて、私にとってはアイドルの存在なんです。彼はハワイの音楽をレベルアップさせ、全米にハワイの音楽を知ってもらうことに大変貢献した方で、そんな彼に対するリスペクトの気持ちということでこの曲を選びました。
-一緒にプレイしたことはあるのですか?
Amy:彼の最後のステージで共演ではありませんでしたが同じステージに立ちました。その後、彼は亡くなってしまいました。
最後のショーの時に彼が歌った曲の1つが「In This Life」だったので選この曲を敢えて選びました。
-お伺いした曲以外に今回のアルバムで特に思いの強い曲はありますか?
Amy:「Uale'a O Ka Mahina」は娘のために書いた曲です。
娘が生まれる前、ハワイでは40日間洪水がありました。しかし、娘が生まれた時にその洪水が収まりました。その時、とてもやわらかい霧雨が降っていて、ハワイ語で霧雨のことをUale'aといい、娘のハワイアンネームにしたんです。
-私はJeff Peterson氏のギターが好きで、彼を含めてAmyさんのアルバムのメンバーはいつもすばらしいと思っていますが、一緒に演奏する基準、メンバーを選ぶ時に何か考えていらっしゃることはありますか。
Amy:文句を言わない人。時間を守ってくれる人(笑)。
いろんなタイプのミュージシャンとプレイするのが大好きなのですが、今の私をうまく表現してくれる、規律正しいミュージシャン、そして、様々なスタイルでプレイできるミュージシャンを望んでいます。
特にハワイアンミュージックというのは学校での教育によってできるようになるようなものではなく、代々受け継がれていくような音楽なので、そのフィーリングをちゃんとわかってくれる人でないと駄目なのです。その点、今のメンバーは最高です。全体としてとても良いチームワークのミュージシャンが集まった作品になっています。
-Amyさんは現在モロカイ島に住んでいらっしゃると聞いていますが、日本人にはなじみの薄い島ですので、モロカイについて教えていただけますか。
Amy:モロカイというのは私にとって聖地のようなところで、とても安全で、安心できる場所です。本当に古いハワイが残っている所で、元々私の先祖はモロカイ出身なのです。そういう環境で娘を育てたいというのがあってモロカイに住んでいます。
以前はホノルルに住んでいましたが、そこで娘を育てるのはどうかな、と思ったので、モロカイに戻ったという訳です。
-私達がモロカイに行くとしたら、何がオススメですか?
Amy:私達は海老の養殖をしていて、70エーカーの広大な海老の養殖場があります。
今はまだ一般公開されていませんが、もうすぐ公開されるので、そこにいらして是非、海老を買ってください(笑)。
-ガーリックシュリンプが食べられますね(笑)。
Amy:私はモロカイというのはハワイの中で一番スピリチュアルな場所だと思います。しかし、それも私の個人的な感想で、実際にその地まで行っても何も感じなければ、まあそこまでのことで、本当に行ってすぐ「あっ!」っと感じるか、感じないかという、そういうようなことなのだと思います。私にとってモロカイは、日本のお寺に行くような感じで、騒がしくおしゃべりができるようなところではなく、非常にスピリチュアルな場所で、自分自身をとても癒してくれるヒーリング効果のある場所だと感じています。
-ビルディングとか背の高い建物がなくて、オールドハワイを感じられる場所ですよね?
Amy:ええそうです。マクドナルドがありません(笑)。
モロカイには私の尊敬するクムが住んでいて、彼は、私が次に人生で何をすべきかということもちゃんとわかってくれている人なのです。そんな方のいるところに一緒に住めるのはとてもうれしいことです。
モロカイには昔からの古い慣わし、風習が残っていて、何かをする時、その行為に関して口に出して言ってはいけないのです。例えば釣りに行く時、「釣りに行く」と言ってはいけなくて、ただ「行く」とだけしか言ってはいけない。禁句というか、何かをする行為を口に出してはいけないという風習があります。
-Kapu(タブー)なのですか?
Amy:Kapuです。そんな古くからの慣わしが今でも残っているような場所です。
-今後の予定を教えていただけますか?
Amy:9月にツアーで日本に戻ってきます。
-このアルバムやライブで日本のファンに何を聞いて何を感じて欲しいですか?
Amy:ファンの皆さんは私と一緒にずっと成長してきてくれました。そのことに対して本当に感謝します。
多くの方々が私のことを理解してくださり、共に歩んできたと感じています。
今回のニューアルバムはその様な皆さんに一番大人になった私を聞いていただけると思います。 周りのすばらしい方々の助力を得て、自分を次のレベルに持って行くことができてとてもうれしく思っています。
-次のグラミーはスラック・キーではなくてAmyさんが取ることを期待しています。
Amy:ありがとうございます、がんばります。
-ありがとうございました。
(2008年7月)
協 力:ポニーキャニオン、カンバセーション
聞き手:Kaimanahila
Photo: Shu Suzuki(8011web.com)
Amy Hanaialii Japan Tour
正真正銘、ハワイの歌姫
2008年9月、初のJapan Tour!
2008年9月19日(金) 開場時間18:30 / 開演時間19:00
会場:新潟・県民会館
2008年9月20日(土)開場時間15:30 / 開演時間16:00
会場:長野・長野県県民文化会館 中ホール
2008年9月22日(月)開場時間18:30 / 開演時間19:00
会場:札幌・Zepp Sapporo
2008年9月24日(水)開場時間18:30 / 開演時間19:00
会場:大阪・なんばハッチ
2008年9月25日(木)開場時間18:00 / 開演時間18:30
会場:仙台・電力ホール
2008年9月26日(金)開場時間18:30 / 開演時間19:00
会場:東京・オーチャードホール
2008年9月27日(土)
開場時間14:30 / 開演時間15:00
会場 :横浜・関内ホール
2008年9月29日(月)
開場時間18:30 / 開演時間19:00
会場:名古屋・愛知県芸術劇場 大ホール
【上記公演のお問い合わせ・チケット詳細】
カンバセーションwebサイト
http://www.conversation.co.jp/
2008年9月30日(火)・10月1日(水) 開演時間 1st:19:00 2nd:21:00
会場:ブルーノート東京(東京・表参道)
【上記公演のお問い合わせ・チケット詳細】
ブルーノート東京
tel:03-5458-0088
webサイト
http://www.bluenote.co.jp/

