山内康弘氏インタビュー
YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル) 創始者 / 実行委員長
毎年横浜で行われていた「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009) 」が今年は様変わりをして、7月10、11,12日の3日間パシフィコ横浜Aホールで行われます。
過去七回行われていた大桟橋では「Aloha YOKOHAMA」というイベントが7月22日から開催されるようです。
ちょっとした、このねじれ現象とあまり間をおかずに行われる2つのイベントに戸惑っている方もいらっしゃるのでは…?
そういうわけで今回は、YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル) の創始者であり「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009)」の実行委員長でもある山内康弘氏にお話を伺ってみました。
−今年の夏は2つの大きなイベントが横浜で行われるようですが、過去7回行われていた「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル) 」がパシフィコ横浜に場所を変えて8回目を開催すると考えればよいのでしょうか?
山内:はい、その通りです。毎年行われていたイベントの場所を変え、チャリティーイベントとして
リニューアルして行うということです。
−場所を変更した理由を教えていただけますか?
山内:横浜は、今年開港150周年を迎えます。これは行政側の事情もあるのですが、大桟橋でイベントを開催する場合は、この開港150周年と連動した内容にして欲しいと言う要望がありました。しかし、私たちはイベントのテーマを、一過性の物ではなくストーリー性を重視した長い目で見たスタンスでありたいと丁重にお断りしたところ、大桟橋は会場として使えなくなりました。
私が横浜でハワイイベントを起ち上げたきっかけは、ハワイの王様であったカラカウア王が1881年に横浜にやってきたことに興味を持ったからです。
カラカウアのことを勉強しはじめた事をきっかけに、このイベントが始まりました。
名誉会長であるアンクル・ジョージ・ナオペにも相談したところ、会場や、内容についてどうするかの決断は私に任せてくれました。ハワイもアメリカの州になって今年で50年。共に記念の年ではありますが、そのことで特別何かをとも考えていないので、より自由な発想でイベントを企画できる方がよいのではないかと考えました。最初にイベントを起ち上げたときのコンセプトからぶれないためにも、会場を変更するという今回の決断は必要だったと思っています。
そのため、ハワイをテーマにしたイベントが同時期に2つ、同じ横浜で開催されることになって、いろいろな事がわかりづらくなっており、出展者の方などには情報が交錯し、ご迷惑をかけたかもしれません。
−回を重ねて、規模がどんどん大きくなっていくことに違和感のような事を感じていたのですか?
山内:体調を崩して3年間ぐらい積極的に関われなかったのですが、その間に規模が大きくなっていって考えるところはありましたね。
ハワイ好きの仲間が集まって、「ハワイアンマーケット」という小さなイベントを始めて、それが成長していったわけですが、何かが変わっていってしまっているとは感じていました。
例えば、僕たちはベースにジョージ・ナオペへのリスペクトが在るのですが、現場制作側にそういう気持ちがなくなってしまっているような気がしたり。
そろそろ、原点に戻る頃だという気持ちはありました
−「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009) 」についてはあとで詳しく伺いますが、山内さんはどの様にしてハワイに興味を持ったのですか?
山内:僕は横浜生まれで、近くに米軍のベースがあって、子供時代はそこで遊んでいました。年に何回かフェスティバルがあって、その時の遊びが垢抜けていてあこがれましたね。学校の行き帰り毎日ベースを通っていたのでとても影響を受けましたね。そういう環境で育ったので、外国人に対するコンプレックスはなかったですし、身近にいつもアメリカ文化がありました。格好良い大人、先輩も多かったですから。
また、ハワイには叔母が住んでいましたから、ハワイも身近に感じていました。
音楽も小学生の頃からやっていてバンドも組んでいました。
情報雑誌「ポパイ」の時代で、サーフィンも流行ってきて、気がついてみたら「ハワイだ」となっていましたね。それが大学生の頃ですね。
スケボーもやってサーフィンもやって、音楽はサーフロックが流行っていて、カラパナやセシリオ&カポノに影響を受けていました。
そのうち、趣味でやっていたバンドがメジャーデビュー出来ることになってしまったんですね。大学を卒業して関西で仕事しようと思っていたんですけれどね(笑)。
その頃はメジャーデビュー出来るというのはすごい話で、その話に乗ってしまいました。でも忙しかったのですが売れなかったですね。
その当時、冬にサーフミュージックのようなことをやっていたら、飽きられていた時代ですからね。でも、年間250本のライブをやっていました。
その時の経験が今生きているとは言えますね。セシリオ&カポノとも共演しましたから。そんな感じでハワイにはまっていきました。
−当時からハワイに行っていたのですか?
山内:いえいえ。ハワイには行ったことなかったですね。
その当時、1ドル360円の時代ですから、貧乏な若者に海外旅行なんて夢でした。初めてハワイへ行ったのは新婚旅行の時でした。1ドルが190円ぐらいになってやっとハワイに行けました。27歳ぐらいでしたね。それからは、ハワイへ行くことが増えていきました。
−「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル)」の前身とも言える「ハワイアンマーケット」を始めたのは?
山内:10年ぐらい前ですかね、そろそろハワイが来るかな?なんて言う雰囲気はありましたね。その当時、フラとはまだ一緒ではなくて逗子マリーナでライブを中心にやっていました。ちょうど、「ププレボーイズ」を始めた頃でした。
−その後、「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル)」になるわけですよね?
山内:そうですね、その頃から横浜のイベント関係の仕事をやっていました。
そんな時にカラカウア王に興味を持って調べたら、横浜とハワイは因縁が深いということを知って。これは面白いと思って資料をかき集め日々友人達と情報収集に明け暮れていました。横浜大桟橋がリニューアルし、タイミング良く開催にこぎつけたんです。それがこの様なイベントに成長しました。
でも大冒険でしたね。友達の力を借りて、1年間仕事を投げ打ってやりましたね。
2万人お客さんが来れば成功と思っていたら4万人も集まってくれました。
その時からアンクルが力を貸してくれていました。彼がいたからみんなが力を貸してくれたと思っています。とても感謝しています、とてもエキサイティングでしたね。
−そのアンクルと知り合ったきっかけは?
山内:たまたま、横浜のレイハレで逢ったんです。その時、ハワイアンマーケットの話をしながら、興味を持って調べていたカラカウアの話を聞きたいとアンクルに話しかけたんです。そこで話をしていたら彼も興味を持ってくれて、そういうコンセプトを持ったイベントなら協力するよと言ってくれたんです。名前を使ってかまわないよと言ってくれて、1回目から総合ディレクターになってもらい、現在は名誉会長になってもらっています。彼の後ろ盾があったから僕はやってこられましたね。
−7月に開催される第8回目の「YOKOHAMA HAWAII FESTIVAL2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009)」はどんなモノになりますか?
山内:一言で言えば原点回帰です。ハワイを好きな人がハワイの良さを知ってもらうために集まる。次代への橋渡しをしたい、というハワイアンマーケットの精神に戻りたいと思っています。
イベントの規模が大きくなれば、お金もかかる。今までは入場無料でしたから、それがすべて出展者の方たちの負担になっていました。どんどん出店料が高くなっていきましたから。しかしそれは不健全だと考えていました。そもそも、イベントを大きく、メジャーにする事が一番の目的ではありませんでしたし。
規模を大きくするのではなく、適切なゾーニングによって多様なハワイを感じてもらい、楽しんでもらいたい。それが今回の考え方です。そのために、来場者の方にも500円を負担していただくことにしました。収益からピンクリボンなどの後援団体に寄付もすることにしました。その分、無駄なお金を使わずに、司会も自分たちでやったりして、手作りで行こうと思っています。
−今回の目玉は?
山内:ギネスに挑戦しようと思っています。今回の会場は屋外に3000人ぐらい踊れる芝生があります。そこで、ナターシャ・オダさんの指導で2000人を目標にフラを踊ってもらい、ギネスに申請しようと思っています。曲目は「ウルパラクウア」です。
あとは、ワンフロアーでイベントが行われますので一体感が生まれると思います。空調もちゃんと効いていますし(笑)。
−ハワイアンイベントの老舗としては、最近のハワイ関連イベントを取り巻く状況をどう感じていらっしゃいますか?
山内:裾野が広がって行くことはよいことだと思います。でも、「ハワイ」と銘打つのなら、主催者がハワイの事についてよく勉強してくれたら良いと思いますね。売れるからとか、儲かるからというだけでイベントを開催するのは寂しいと思います。マインドをもっと大事にするとより楽しいイベントになるのではないかと思っています。私も、もっともっと勉強したいと思っています。
ー集まってくださる、お客様、出展者、出演者のかたにメッセージを。
山内:楽しんでください。皆さんと一緒に作っていくイベントだと思っています。フラを踊る方達も、あえて新しい衣装を作るなんて考えなくてよい思います。もっと、アナログでよいと思いますし、ハワイが好きだと言う気持ちを持ってきていただければ充分だと思います。
私も司会をしたり、会場を歩き回ったりしていますので、いろいろな意見を聞かせてください。型にはまったイベントではなく、ハワイのローカルイベントのようになれば良いかなと願っています。多くの皆さんのご来場お待ちしています。目指すは、ハワイ好きの同窓会ってところです。
参加アーティストも次々に決まっています、楽しい企画も考えています。私の思いもブログに書いていますので、是非ホームページでチェックしてみてください。
−7月のイベントを楽しみにしています。ありがとうございました。
聞き手:Kaimanahila
写 真:Shu Suzuki
■Yokohama HAWAI'I FESTIVAL 2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009)
知りたい、知らないハワイが待ってる!テーマは、「虹と家族」。
会場でしか入手できないオリジナルの「パイナップルハウピアパン」をはじめ、
いろいろなオリジナルグッズやコラボグッズがたくさん!
開催日:7月10日(金)・11日(土)・12(日)
会 場:パシフィコ横浜展示場Aホール(神奈川県・横浜)
料 金:チャリティー 1日/1人 500円/(税込)※入出場可 小学生以下無料
イベント内容:
・フラ&ハワイアンミュージックショー
・HOLOHOLOハワイアンマーケット(約100店)
・サーフ関連グッズ、映画、写真展他
・ワークショップ(フラ、レイ、キルト、ウクレレ他)
・YUMMYフードコート(ハワイアンフーズ)
・虹の絵画展示
・ポグ大会(ハワイのメンコ)他
*会場でしか入手できないオリジナル&コラボグッズがたくさん!
*チャリティイベントになります。収益の中から10%を国連WFP協会、ピンクリボン等後援団体に寄付します。ご理解、ご協力をお願いいたします。
お問い合わせ:
Yokohama HAWAI'I FESTIVAL 2009(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル2009)実行委員会
TEL:045-534-3481
詳細はYokohama HAWAI'I FESTIVAL(ヨコハマ・ハワイイ・フェスティバル)
公式webサイトへ→http://www.yokohamahawaiifestival.org/

