■CDレビュー■ “ なかの綾 ずるいひと”
“ なかの綾 ずるいひと “(ヴィヴィド サウンド)
(ASIN: B00468LFO2)
このアルバムは2010年11月の発売で新譜ではないのだが
7月にメジャー・デビュー・アルバム ”へたなうそ” がリリースされるので
まずはインディーズ・デビュー・アルバムから
発売当時のリリースには
『大注目新人! “なかの綾” のデビュー・アルバムが完成!
R指定!? 25歳・現役ホステスが歌う、リアルな大人の夜の歌謡曲!
テーマはズバリ!「夜とお酒と男と女」』
こう書かれていた
色物のつまらないアルバムかと思ったが
横山剣が「良いよ!」と書いていたので購入した
驚いた
特別に上手いわけではないのだけれど
20代半ばとは思えない歌心
系譜としては、平山みき、日吉ミミ、古くは園まりの流れ
フラットな声で淡々と歌うのだが引き込まれる
単なる、懐古主義的、昭和歌謡カバーモノとは全く違う格好の良さ
後ろの音も打ち込みを一切使わずに全て生音
豪華なホーンセクション、ストリングスも良い!
[youtube]http://youtu.be/7uEdqYz1oiw[/youtube]
歌謡曲、演歌をジャズ、ラテン、エキゾ・サウンドなどにアレンジしているが
どの曲も今のダンス・ミュージックに昇華されていながら
70〜80年代のナイト・クラブを思い出させるセンチメンタル感も失っていない
2012年にアナログ12インチが500枚限定で発売されたが
あっという間に売り切れたのもうなずける
DJ達も注目したのだろう
収録曲
1.氷雨
2.恋におちて
3.黄昏のビギン
4.経験
5.愛人
6.ラスト・メトロ
7.ズルい女
8.ウナ・セラ・ディ東京
9.舟唄
10.女とお酒のぶるーす
11.逢いたくて逢いたくて
[youtube]http://youtu.be/Xc-4AdQdQVg[/youtube]
ジャズアレンジの”氷雨”からサルサの”恋におちて”
エキゾ・サウンドの”黄昏のビギン”などなど
全ての曲が魅力的だ
書き忘れたが、西田佐知子の系譜であることも思い出した
騙されたと思って聞いてみてください!
そんな一枚として紹介しておく
今でも六本木のキャバクラで働いているらしいが
そんなことはどうでも良くなってしまう歌声だ
7月発売のニューアルバムは
3年経っ他彼女がどんな歌い手になっているのか楽しみだ
Uncle S は心捕まれた!
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