■ Movie ■ ビル・カニンガム&ニューヨーク 見なきゃいけない!と言ってしまおう

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■ Movie レビュー ■
ビル・カニンガム&ニューヨーク(Bill Cunningham New York)
ファッションが好き、ものが好き、格好良いモノ、可愛いモノが好き、
人が好き、人生を楽しむ人が好きそんな人は見た方が良い
僕が好きな貴女や貴方、僕の友達は見るべきだと断言してしまう

 

[youtube]http://youtu.be/x2HU-iaiPgo[/youtube]

 

前回お奨めした「私が靴を愛するワケ」に続いて
ファッションを題材にしたドキュメンタリー映画が続く
「私が靴を愛するワケ」はお宅なフェチ映画だったが
こちらはヒューマン・ドキュメンタリー

ビル・カニンガムがチャーミングでシニカルでユーモラスで変人で理屈抜きに素敵だ

2010年公開当時、82歳だったが今は84歳
この映画と変わらずに今もNYの街角で写真を撮っている

 

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ニューヨークタイムズ紙の人気ファッション・コラム「ON THE STREET」
社交コラム「EVENING HOURS」を30年以上担当する
ストリート・ファッション・フォトグラファー &コラムニスト”ビル・カニンガム”を追いかけた映画だが
監督のリチャード・プレスは撮影を承諾してもらうのに8年をかけ、撮影・編集に2年をかけた

この映画が公開されるまで、ニューヨーカー、ファッション業界では
有名な彼の私生活を知る人はいなかったという

青の作業着に首からアナログのニコンを下げ自転車でニューヨークの街を流す
おしゃれな人を見つけるとすかさず写真を撮る

ビルのアンテナに引っかかったモノは撮る

有名人もモデルも一般の人もビルのアンテナに引っかかったモノは撮る
撮り続けると見えてくると言う
昨日一つだったモノが、数日後には増えている、それを写真に撮りコラムを書く

彼が街で見つけたモノが数年後には流行になる

 

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「ビルのために毎日、服を着るのよ」

ファッション界のアイコン米版ヴォーグの
編集長アナ・ウインター(”プラダを来た悪魔”のモデルと言われる)は
「ビルのために毎日、服を着るのよ」とまで言う

アナ・ウインターをはじめビルについて語るNYのファッション・ピープルが誰も皆素敵だ
80歳を過ぎて現役のモデル、カルメン・デロリフィチェ
映画「「ライトスタッフ」の原作者、作家のトム・ウルフ
ポートレート女流写真家エディッタ・シャーマン
男性モデルのパトリック・マクドナルドなど個性的でチャーミングな人たちだ

 

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「僕は仕事をしているのではなく、好きなことをしているだけ」

「僕は仕事をしているのではなく、好きなことをしているだけ」そう言ってビルは
NYを自転車で走る

その後ろ姿に寂しさを感じる瞬間があるが悲しさは感じない
孤独ではなく孤高なのだろう

一度も恋愛をしていないという
80年を越える人生をファッションと写真だけに捧げている
それが楽しいと語るビル

とにかく見て欲しい!
必ずや元気が出て人生は素晴らしいと感じるはずだ

そして、NYに行きビルに会いたくなってしまうだろう
喰えない爺さんなのだ

ビル!
タクシーには気をつけて!
写真は撮ってもらえないだろうけれど…
会いに行くときまでお元気で!

 

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「ビル・カニンガム&ニューヨーク」
5月18日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
©New York Times and First Thought Films.

公式ホームページ→http://www.bcny.jp/index.php

 

 

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