■CDレビュー■ “ Dane Matsumura and Friends ” AORマニア 必聴の一枚
“ Dane Matsumura and Friends “(Creole Stream Music)
(ASIN: B00BJ76TLM)
1991年に自主制作のような形でリリースされたアルバムで
当時2〜3000枚がアメリカで流通していたという
なので、日本ではほとんど知られていない一枚だが
AORマニアの間では名盤と言われていた
今回レアモノの再発で知られているCreole Stream Musicからついにリリースされた
デーン・マツムラ/Dane Matsumuraはホノルル生まれの日系人ベーシスト
1970年代後半にアメリカでデビューした日系三世達のフュージョン・バンド
HIROSHIMAでベースを弾いていた
HIROSHIMAはフュージョンに琴、和太鼓、尺八など日本の伝統楽器を取り入れ
オリエンタル・フュージョンとして注目を集めグラミー賞にもノミネートされた
日本でもかなり話題になったグループだ
(現在も6人のメンバーで活動中)
そんな経歴を持つデーンの1991年ファースト・アルバムが “ Dane Matsumura and Friends ”
HIROSHIMAのキーボード奏者デビッド・イワタキ、同じくHIROSHIMAのボーカリスト
ランディー・ヨシモトも参加している
プロデュース、ベースはもちろん、さらに全ての曲をデーンが書いている
[youtube]http://youtu.be/zv1ttd8s8hk[/youtube]
全体として80年代のレイドバック感満載
M1~M4まではM3のグローバー・ワシントンJrを思わせるような
インストをはさみ、これぞAOR!
M5、M8はファンク、ブルー・アイド・ソウル的な曲だが
それ以外は王道を言っている
M7の「JUST LIKE OL’ TIMES」はハワイイの海を感じさせてくれる
個人的な好みはM2の「TAKIN’ MY TIME」
アーバン・リゾート感が気持ちよい
[youtube]http://youtu.be/1DSI7OxYJ9A[/youtube]
演奏も確かでランディーのボーカルもよい
ベースも適度な立ち具合が気分だし
ホーンが入ると心騒ぐ
この手のアルバムに強い「芽瑠璃堂」さんも
「伝統を正しく受け継ぐハワイ西海岸系AORの傑作が遂に国内盤化!」と書き
「マッキー・フェアリーらの伝統を正しく受け継ぐ…」とも書いている
これからの季節にぴったりなアルバム
発売枚数が少ないようなので
気になった方はお早めに
CDジャケットにはメンバーと収録曲以外何も書かれていないww
収録曲
1. To find a way
2. Takin’ my time
3. Wish you were here
4. No mo’ downs and blues
5. We’re just the boys from the neighborhood
6. A special kind of love
7. Just like ol’ times
8. Pretty face, I just play the bass
9. Win your love
10. I just wanna play
メンバー
Dane Matsumura ベース、プロデュース
Randy Yoshimoto リード、バックボーカル
Michael Pauloアルトサックス
David Iwataki キーボード
Danny Hirota リード、リズムギター
Tim Yorty Estee キーボード
Mai Akai ドラムス
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