ちょっと遅くなってしまったレポート
なまけものなものですいません!
8月17日、18日に東京・蒲田と狛江で行われた公演は
新生”HAPA|ハパ” お披露目にふさわしい内容だった
一昨年にバリー・フラナガンは前相棒のネイサン・アヴェアウと分かれ
旧知のロン・クアラアウと新たなるハパを結成した
新メンバーになってから二度ほど来日しているが
その間は試運転中でで新しいハパの方向性は定まっていなかった
今回は、新生ハパとはの全貌を披露してくれた
そして、待望のニュー・アルバム「TUAHINE」を携えての来日だった
2010年にネイサン・アウェアウが離れ
バリー・フラナガンがパートナーに指名したのは
30年以上の友人であり
ハワイイ・ミュージックの師匠でもあるロン・クアラアウ
この辺りのことは2012年のロング・インタビューを読んでもらいたいが
http://8011web.com/interview/hapa-2012-06/
バリーはソロ指向が強いネイサンとのコンビでは完成できなかった
ハーモニーを重視したハパを作るためにロンを
パートナーに迎えたと語っている
バリーは「ハーモニーを大切にしたい」と強く言い
そのためにロンが必要だったと言う
そして、地元メディアに”ハワイのサイモン&ガーファンクル“と
称されたのがうれしかったらしく
そうなるのが目標だと真顔で語った
新しいハパは60〜70年代のフォークグループを彷彿とさせる
美しいハーモニーとギターを聞かせてくれた
ネイサンの重厚感あるヴォーカル
お互いにバトルするような緊張感も好きだったが
バリーの求めたモノは穏やかで優しい音だった
バリーのギターも派手なタッピング奏法が影を潜め
ハーモニックスと曲中のチューニング・チェンジなど
音のニュアンスを追求する方向に向かっている
三十数年前にメインランドからマウイにやってきた時の
初心を思い出しての再出発だったようだ
今年になってベースプレイヤーの
ターヴィン・マキアをサポートに加え
芯のあるハーモニーが生まれたようだ
(打ち込みのパフドラムなども使い少し音が多すぎる気がしないでもないが…)
トウィン・ウクレレも披露し演奏のヴァリエーションも広がった
二十五曲、満足のいくライヴだった
方向性は固まったようだこれから熟成期間に入っていくのだろう
どんな味わいに育っていくのか楽しみにしたい
一緒にやってきたダンサー
ラダーシャ・ホオフリも派手さはないが
力強く優雅な美しいフラを見せてくれた
故オブライエン・エセルの秘蔵っ子
これから日本でも注目を浴びるのではないだろうか
新しいアルバム「TUAHINE」はハーモニーが堪能でき
優しくも聞き応えのある出来となっている
(これについては後日アップ予定)
8月17日セットリスト
(1部)
1.Charles Chants
2.Haleakala
3.Olinda Road
4.Hi’ilawe
5.Pahinui Aloha
6.One Love
7.One Day
8.E Hele Ana E
9.Tuahine
10.Water Song
11.Islands
12.Tapa’o No Te Here
(2部)
13.He’eia
14.Haleakala Ku Hanohano
15.Kaopuki Aloha
16.Ka uluwehi O Ke Kai
17.Anjuli
18.Ku’lei Kuuipo
19.Lei Pikake
20.Ku’u lei Awapuhi
21.Ku’u hone o kahalu’u
22.Whaite Sunday Beach
(アンコール)
23.Kulia
24.Pua lili Lehua
25.Love
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[…] LIVEレビューでも書いているが http://8011web.com/music/live/hapa2013/ ハーモニーを大事にした音楽をやりたい これが新生ハパに対するバリーの思い […]