今、ハワイイ好きのFaceBookタイムライン上で
次々にシェアされている映像が
Project KULEANA が作った”Kaulana Nā Pua”
トラディショナル。ハワイイアン・ソング
“Kaulana Nā Pua / カウラナ・ナー・プア”を
30名近いハワイイアン・アーティストが歌い繋いでいく素晴らしいVTRだ
[youtube]http://youtu.be/bhibLQFebpQ[/youtube]
まずは、このVTRを作ったProject KULEANAについてだが
HPを見ると2011年の2月に立ち上っている
「KULEANA」はハワイイ語で責任・使命・繋がり(responsibility / concern)の意味を持つ言葉
音楽を通してハワイイアンとしての責任・使命を考え
民族の文化、英知を継承していくために活動する非営利団体だ
ハワイイには多くハワイイアンのアイデンティティーを主張するグループが存在する
過激な団体から穏やかな団体までその数は多い
ハワイイ王国の復活を唱えたり、アメリカからの独立を主張するグループ
ハワイイアンの文化を正しく継承し、保護しようと呼びかけるグループなど主張も様々
そんな中で対立があったりと民族の問題は難しい
音楽でハワイイ文化を伝えたいという”Project KULEANA”の
最初の映像作品が、この”Kaulana Nā Pua”だ
最初にこの歌”Kaulana Nā Pua”
そこに彼らの強い主張が見てうかがわれる
可愛らしく陽気なメロディーだが歌詞は
ハワイイ王国を滅ぼそうとする白人勢力に対する
強烈なプロテストソングだ
ハワイイの歌にはカオナと言われる裏の意味を持つ歌詞が多いが
この歌は真正面からリリウオカラニ女王を支持し白人勢力に対決すると歌っている
1893年に王家と繋がりが深かった作曲家エレン・ブレンダーガストによって作られ
“Mele ‘Ai Pohaku(石を食べる歌)”とも呼ばれ
ハワイイアンにとって最も大切な歌と言われている
「私たちはリリウオカラニを支持し、敵の書類に署名はしない…」
石をたべてでも抵抗する意思を表明している
フラ・ソングではないとする意見もあり
昨年のメリー・モナークで使われちょっとした議論も起きていた
はっきり言えば、僕たち日本人が安易に歌ったり、踊ったりすることははばかられ
歌い、踊るならば相当な覚悟がいる一曲だといえる
その歌を豪華ミュージシャン達、約30名が歌ったことは
”Project KULEANA”の固い意志の表れなのだと思う
パラニ・ヴォーンから始まり、ケアリイ、サム・アコなど驚くばかりのメンバーだ
そして、彼らが歌っている場所にも注目して欲しい
イオラニ・パレス、クカニロコ、パール・ハーバー、ホクレア号などなど
僕が分かるところだけでも、その意味が良くわかる
堅いことを言うつもりはないが
自分たちの国を失しなってしまったルーツを持つ人たちの思いがこもった
意味のある映像であることを知ってもらえたら良いと思う
”Project KULEANA” HP http://www.projectkuleana.org/
コメント
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[…] ■Video■ Project KULEANA が作った”Kaulana Nā Pua / カウラナ・ナー・プア”の映像が凄い! […]