■LIVEレビュー■クアナ・トレス・カヘレ CD リリース・ジャパン・ツアー @コットンクラブ

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6月29日 Cotton Club 
KUANA TORRES KAHELE- CD Release Japan Tour –
クアナ・トレス・カヘレ
CD リリース・ジャパン・ツアー

ニュー・アルバム“KAHELE”を完成させ
ソロとして来日したクアナ・トレス
日本全国三十カ所をツアーしていたというからその人気に驚く

(写真提供:COTTON CLUB 撮影: Y. Yoneda)

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ソロとしてのクアナに期待する

CD持って日本全国を回る
何だか懐かしい感じもするが…

コットン・クラブも2回の公演がほぼ満席
最近はクアナのソロとナー・パラパライの名前を使い分けて
活動しているが違いがわかりづらいと感じる

印象としてライヴ活動はソロ名義に収束していくのではないか
ナー・パラパライはトラディショナルな色合いが強いが
クアナはもう少し、新しいハワイイアン・ソングが好きなようだ
自ら書いたオリジナル・ソングもコンテンポラリーな色合いが感じられる

 

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安定感と安心感 

今回もベースにギター二本の編成
ソロのライヴを聞くのは始めてだったが「安定感」が第一印象

けっして破綻を来さず、計画通りにステージを進行していく
安心してみていられるが、ハワイイのミュージシャンらしくないともいえる

フェースブックをこまめに更新し
プロモーションも熱心な彼は
他の元ナー・パラパライのメンバーとは気質が違ったのかもしれない

澄んだ声と安定した音程、非常にキャッチー、メロディアスな曲
日本人に好まれるのも良くわかる
今のハワイイを代表するミュージシャンであることは間違いない

 

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新たなフィールドでハワイイを引っ張る!

彼のトレードマークである、とてつもなく豪華なニイハウ・シェルを纏い
じっくりと大人の時間を楽しませてくれた
彼のコンポーザーとしての力量も充分に感じられた

最後に「ハナミズキ」を日本語、ハワイ語で歌ってくれたが
第二の「涙そうそう」になりそうだ

たぶん譜面からではなく
耳で聞いてのコピーだと思わせる不思議なアレンジも逆に面白い

聞き終わって少し地味な感じと安定感が物足りなくも感じたが
これが彼の持ち味なのだろう

以前のナー・パラパライが強烈だったために
つい比較をしてしまうが
強烈な個性のメンバーを彼がバランスを取ってまとめていたのかもしれない
そんな人柄のように感じられた

ナー・パラパライは数年後に元メンバーで

個人的にはソロ活動に専念してほしい
残念ながら、今のナー・パラパライはクアナがいるだけで
ナー・パラパライではもはやない

ナー・パラパライは何年か後に元のメンバーと再結成してもらいたい
これは僕の思いだ…

今回のステージにフラが登場しなかったのは
ライヴ・ハウスという場所を見極めての判断か
ミュージシャンとしての矜持だったのかww

じっくり音楽が聴けてうれしかった
これからもハワイイの音楽シーンを牽引していくアーティスト
活動には注目だ!

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