スラック・キー・ギターのマスターとしておなじみ
”レッドワード・カアアパナ|LEDWARD KA’APANA”の
ニューアルバム「Jus’ CRUZIN’」が4月29リリ−スされた
このアルバム…
何の情報も無しで聴いたら驚くだろう
僕も驚いた
大胆な写真のジャケット
赤と黒のカウボ−イブーツの下にあるものがヒントだ
(裏カバーを見ればわかるのだがww)
M1の”He Aloha No `O Honolulu”が流れる
何だ?このシャリン・シャリンした音の弦楽器は?
ギターはどうしたんだ?
何と今回のアルバム全曲「オートハープ」がメインでフィーチャーされている
バッキングでギター、ウクレレ、ベースが聞こえてくる
「オートハープ」ご存じだろうか
ブルー・グラスやカントリーで使われることが多い楽器だ
楽器説明は後にして
このアルバムについて語る
レッドが大好きなハワイイアン・ソングを中心に10曲が収められている
どの曲も馴染みの曲でレッドのアルバムに入っている曲が多い
聞き比べてみるのも面白い
くしくもM6では、先日亡くなったデニス・カマカヒの”Koke`e”を演奏している
全てインストロメンタルで
オートハープを聞いてもらいたいというレッドの思いだろうか?
数曲、ベースでショーン・ピメンタルが参加していたり
シンセが入っている以外、全ての楽器をレッドが演奏している
オートハープはリズムを鳴らすのは容易だが
今回のレッドのようにメロディーを弾くのは難しいとされている
最初は戸惑うかもしれないが
聴き込むと、とても良い
シンプルなアレンジだが何とも言えない味とグルーブ感がある
そして楽器の音色が優しく心にしみてくる
そして、楽器が変わっても、全ての曲がレッドらしい響きになっている
さすがとしか言いようがない
とはいえ、ギターだけが聞こえる部分があるとうれしくもなるのだがww…
レッドの意欲作、新たな挑戦を聞いてみてはどうだろうか
選曲も取り付きやすくお奨めしたい!
Track List
1.He Aloha No `O Honolulu
2.Sanoe
3.Cruzin’ On
4.Kanaka Wai Wai
5.Ku`u Ipo I Ka He`e Pu`e One
6.Koke`e
7.Theme From “Fllipper”
8.Pua Lili Lehua
9.Shells
10.Aloha `Oe
オートハープについて
1880年代にドイツの楽器製作者C.A.ギュターによって考案されたと
するのが定説のようだ
板状のボディーに40本前後の弦が張られ
(現在は36本、37本が主流でレッドは36本の弦で弾いている)
左手でコードを決めるボタンを押し、右手でストラミングをして音を出す
基本はオープンチューニングで何もボタンを押さないと全ての弦が鳴る
コードの書かれたボタンを押すと不要な音がミュートされ
そのコードの音が鳴る構造
基本リズム楽器だが
最近は超絶テクでメロディーの早弾きをするプレイヤーもいるそうだ
コメント
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