2019年ナ・ホク・ハノハノ賞も終了
あっという間に3週間近くがたちましたが
振り返って10の注目ポイントを
*各受賞者についてはこちらでチェックいただきたい
[clink url=”http://8011web.com/nahoku_result/”]
上記の記事にも書いたが
5年振りに、ネットではあるが、リアルタイムにフルタイム鑑賞した
そこで…個人的なまとめを書き残そうと思う
”42回ナ・ホク・ハノハノ賞”ネット鑑賞から10の感想
これで、今年のナ・ホク・ハノハノ・アワード特集は打ち止めとなる!
まずはここから
1. マーク・ヤマナカが主要部門で圧倒
2010年”Lei Pua Kenikeni”で鮮烈デビューを果たした
マーク・ヤマナカが3枚目のソロ・アルバム“Lei Lehua”で
・Album OTY
・Island Music Album OTY
・Song OTY
・Single OTY
・Male Vocalist OTY
(of the yearをOTYと略すようなので真似てみた)
主要5部門を獲得した
過去2枚のアルバムもSong OTY
Album OTYを獲得しているので
リリースしたソロアルバムすべてが受賞の快挙を達成
今年は強豪が多いので、ここまで独占するとは思わなかった
感想!『マークは強かった!』
ところが、主役のマークは授賞式を欠席…
息子さんのハワイイ島カメハメハ・スクール卒業式を優先したという
マークは後日のインタビューで
「息子の卒業式以外に、私がいなければならない
場所は他にはありませんでした」と語っている
5回も盾をもらうために登壇したのは
代理を務める”Kupaoa”の
Kellen and Lihau Paik
さすがに後半は挨拶がなくなりお気の毒…
(Song OTYはKellenもマークとともに受賞者)
マークは通算14のナ・ホク盾を獲得
おめでとうマーク!Ho’omaika’i!
2. 大活躍予想の”Nā Wai ‘Ehā”には先輩の壁が…
8011webで大活躍予想の”Nā Wai ‘Ehā”は
10のカテゴリーでノミネされていたが
MOST PROMISING ARTIST OTY
新人賞のみの受賞となった
今年のナ・ホクは新人に厳しかった
”Nā Wai ‘Ehā”については
[clink url=”http://8011web.com/2019nahoku-nawaieha/”]
3. “Nā Hoa|ナー・ホア” が狙いどおりの2部門受賞
グラミー賞ノミネートの“Nā Hoa”は
Album OTYはマークに譲ったが
GROUP OTY、HAWAIIAN MUSIC ATYを獲得
“ナー・ホア”が獲るべき賞をしっかり掴んだ印象
彼らのライバルは”Nā Wai ‘Ehā”だったが
先輩の実力と貫禄を見せつけた
壇上でも3人のチームワーク良く
ウィットに富んだ挨拶で会場を和ませた
4. ”Kalani Pea|カラニ・ペア”は無冠に
二度目のグラミー賞ウイナーとなった
”カラニ・ペア”は予想外の無冠
前回もグラミー受賞し挑んだが風を起こせなかった
今回は、なんと受賞なしとなってしまった
マーク・ヤマナカ旋風に吹き飛ばされた感
カラニ以外でも過去のグラミー賞ウイナーは
ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは不人気だ
5. 今年は女性アーティスト不作の年
全カテゴリーで女性アーティストが賞を獲得したのはわずか5部門
そのうちの一つはFEMALE VOCALIST OTYなので
オープン部門では4カテゴリーのみ
さらには、獲得のジャンルが多岐にわたっているのも特徴
ちなみに
FEMALE VOCALIST OTYはアヌヘア
COMTENPORARY OTYにナ・レオ
JAZZ OTY マギー・ヘロン
R&B OTY カリルG
一般投票の
FAVORITE ENTERTAINER OTYにタイマネ
ティピカルなハワイイ音楽という意味では
ナ・レオだけ
これはここ数年続いている現象ではあるが
来年はエイミー・ハナイアリイあたりが来るのか
6. 何故だ?受賞者が誰も出てこない…
ウイナーの名前が読み上げられても誰もステージに現れない
関係者も誰も来ていなかったのか?
そんなことが2回も起こった
分かっていれば、違う進行があったと思うので
その時まで、誰も来ていないことを主催者が把握してなかったよう
まずは…
ROCK ALBUM OTYの
”Deborah Vial Band”
ほとんどの出席者が彼らのことを知らなかったようだが
なんともいえない間が空き
登場を待ったが、関係者も不在でうやむやに
そして、2回目は
なんと…
FAVORITE ENTERTAINER OTYを受賞した
”Taimane”
彼女ほどの大物がどうした?
なんとも残念な出来事
42年のナ・ホク・ハノハノ・アワード史上初だそう
7. ネガティブな話しをついでにもう一つ
ストリーミング・ライヴの件
ストリーミング・ライヴの状況が悪すぎた
今年のメリー・モナーク・フェスティバルも同様だったが
とにかくよく切断されるし音が悪い
前年までにはなかったこと
今年から、メリモもナ・ホクも
K5ではなくHawaii News Nowに名義が代わったからか
(この二つの関係は良くわからないが)
映像も切れるが、音量が小さく質が悪い
音楽番組では致命的
ストリーミングとは関係ないが
壇上のマイクもノイズ鳴りまくりで不調だった
途中からは使わなくなっていたな
8. 良い話しに戻る…
今年も素晴らしいライヴパフォーマンス
ナ・ホク・ハノハノ・アワードの楽しみは
ハワイイを代表するアーティストのコラボ・パフォーマンス
新人賞受賞の”Na Wai ‘Eha”はレジェンド
”Robi Kahakalau|シスター・ロビ”
州上院議員の”Brickwood Galuteria”と共演
”Henry Kapono” は ”Kalani Pe’a”と
COMPILATION ALBUM OTYを受賞した
『Songs of C&K,』から
”ALL IN LOVE IS FAIR”を披露
”Kimie Miner” と ”Anuhea” は
二人が参加しているニュー・アルバム
『HAWAIIAN LULLABY』から
”You are my sunshine”と
”True Colors”を可愛いフラと共に
”Na Hoa” は ”Keoni Ku”、”Eric Lee” と
スラック・キー・ギターのレジェンド
”Ledward Ka’apana” は ”Waipuna” と力の入った演奏を
”Keali’i Reichel” は ”Keauhou” と共演 などなど
素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられた
そして、ソロではあったが
”ジョン・クルーズ”の「This Fly Gon’ Die」も最高だった
9. ナ・ホク・ハノハノ・アワードで表彰された
カテゴリー以外の賞
ナ・ホク・ハノハノ・アワードでは
カテゴリー意外に功労書が二つ送られる
『The Ki Ho’alu Foundation Legacy Award』
スラック・キー・ギターへの貢献を讃える功労賞
過去には”山内雄喜”や”ボビー・モデロー”などが受賞
今年は、はじめて放送時間内にセレモニーがおこなわれた
(かっては、放送時間前におこなわれていた)
受賞者は”Patrick Landeza”
端正なスラック・キー・ギターを奏でる
プレゼンターはレジェンドの”レッドワード・カアパナ”だった
もう一つの賞は
『Moe Keale “Aloha Is” Award for Community Service』
”モエ・ケアレ”を讃えた社会貢献賞
受賞者は、先ほどプレゼンターであった
”レッドワード・カアパナ”だった
10. 追悼…
まずは
昨年末になくなったカラパナのマラニ・ビリュー
今回カラパナは
ANTHOLOGY OTY (Producer’s Award) を受賞
この賞はプロデューサーが表彰されるのだが
壇上に上がったのは
カラパナの“D.J. Pratt”, “Gaylord Holomalia”
そして、マラニの娘さん“Sarah Bilyeu”
マラニのための粋な計らい
そして、マラニのトリビュート・ライヴには
“D.J. Pratt”, “Gaylord Holomalia” と
オリジナル・メンバーで
1970年後半にカラパナを脱退
その後、レムリアを結成
今も語り継がれる名盤を作り上げた
“Kirk Thompson”が登場
カラパナのステージに立つのは
2011年の「Lifetime Achievement Award」授賞式以来
マラニの映像、歌声と共に
“Many Classic Moments”を演奏した
ファンからすると奇跡的な瞬間だったが
映像スタッフは分かっていないのか…
Kirk Thompsonにスポットを当てることはなかった…残念
[clink url=”http://8011web.com/aorage_malani_kalapana/”]
さらに、直前に亡くなった
ナ・ホク・ハノハノ・アワード創設メンバーの一人
”スカイラーク・ロゼッティー”さんトリビュートでは
”エイミー・ハナイアリイ”が
スカイラークさんへの歌を披露した
[clink url=”http://8011web.com/honoluluskylarkrossetti/”]
そして、もう一つ
”Cyril Pahinui”は亡くなったあとにリリースした
『MARKETPLACE』で
HAWAIIAN SLACK KEY ATYを獲得
壇上には兄弟の”Philip Pahinui”が上がり
パヒヌイ・オハナの感謝を述べていた
来年はクレイジーなナ・ホク・ハノハノ・アワードになるか?
今年も見どころ、聴きどころ充分な
ナ・ホク・ハノハノ・アワードだった
後日、ハワイイ音楽のご意見番
”ジョン・バーガー”が様々な意見を披露していたのも面白かった
ユルユルの運営もハワイイらしいといえばその通りだ
さて…
お想いは早くも来年に
2019年にリリースされた音楽が候補となるが
復活”ナー・パラ・パライ”がニューアルバムをリリース
”エイミー・ハナイアリイ”も参戦
そして、”ジョシュ・タトフィ”も
間もなくアルバムリリースと訊く
まだ、2019年は残り半分ある
何が出てくるのか…
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