Recommend Hawaiian Music 001「山内雄喜 Vol.01」
山内雄喜さんがお奨めする秋に聴きたい
スティール・ギターをフィーチャーした5曲
新企画!
もっと、いろいろなハワイイ音楽を聴いて欲しい!
そんな想いで、考えたのが、この企画
ハワイイ音楽の目利き達がお奨めする
さまざまなジャンルからの
今、聞いて欲しい5曲を紹介する!
(不定期に更新)
第一回目は
ハワイイ音楽のレジェンドで御意見番「山内雄喜」氏の1回目
スティール・ギターをテーマに5曲選んでくれた
山内さんのハワイイ音楽ルーツはスティール・ギター
ハワイイでも弾く人が少なくなってきましたが
バンドでの存在感は特別
今回は、1950年代から70年代までの選曲
スティール・ギターが花形楽器だった時代から
山内雄喜のSelect
(説明文は8011web.com Uncle S)
(演奏者 / 曲名)
1,Sol Hoopii / 12th Street Rag
スラック・キー・ギターならギャビー・パヒヌイ
ウクレレならハーブ・オータと神様と言われる人がいるが
スティール・ギターでは、この人ソル・ホオピイ
”12th Street Rag”はEuday L.Bowmanが1914年に作った
ラグタイムを代表する名曲
2,Andy Iona / Tahuahuwai
ハワイイ音楽華やかりし1920〜30年代に活躍したアンディー・アイオナ
ハワイイアンとジャズを融合させた斬新な演奏を生み出した
曲はご存じ”Tahuahuwai”
3,Hawaii Calls(Jules Ah See) / South Sea Island Magic
ハワイイ・コールズの十八番”South Sea Island Magic”
山内氏はジュールス・アー・シーがスティール・ギターを弾いているヴァージョンをセレクト
1924年生まれ、たぐいまれな才能を持っていたジュールスだが
絶頂期の36歳で亡くなってしまう
この演奏でその素晴らしさを知って欲しい
4,David Rogers/Ka Wai Na Molokama
ザ・サンズ・オブ・ハワイイのメンバーとして有名なデヴィッド・ロジャース
エディー・カマエ、ギャビー・パヒヌイ、ジョー・マーシャルとタレントぞろいのバンドであったが、
デヴィッドのスティール・ギターはひときわ輝いていた
”Ka Wai Na Molokama”は、Alfred Alohikea作曲
カウアイ島北部ハナレイにある滝のことを歌っている
http://great-hikes.com/blog/more-waterfalls/
この音源は”The Maile Serenaders”名義での演奏
メンバーはエディー・カマエ、アッタ・アイザック、ジョー・マーシャルにデヴィッド・ロジャース
(YouTube映像が見つからなかったので音源のみ、いずれYouTubeアップ予定)
5,Gabby Pahinui/How’d Ya Do?
最後に山内さんがお奨めなのが、ギャビー・パヒヌイ
ギャビーはスティール・ギターを弾かせても最高
今回の曲は、「Gabby Pahinui Hawaiian Band Vol.2」に
収録されているが、スラック・キー・ギターはアッタ・アイザックが弾き
ギャビーはスティールを弾いている
ギャビーとスラック・キー・ギターが世界的に知られるようになった、きっかけは
ライ・クーダのアルバム「チキン・スキン・ミュージック」だが
ギャビーはスティール、スラック・キーはアッタが弾いていた
”How’d Ya Do?”は前出のアンディー・アイオナが、スティール・ギターのために作曲した
演奏者にとっては、バイブルのような曲だ
スティール・ギター
起源は1890年代初頭(1893年)
カメハメハ・スクールの生徒ジョセフ・ケククが考案したというのが定説
ギターを上向きにして、左手に櫛を持ち右指で弦をはじいていたといわれる
偶然、胸ポケットに入れた櫛がギターの上に落ちて、閃いたともいわれるが真偽はわからない
しかし、ケククはその後研究を重ねスティール・バーを考案し
学校で演奏会を開いた
それが、スティールギターの普及に貢献した
次回は
カモク・タカハシRecommend
中村かづきRecommend
続く!
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