Mauna KeaでおこなわれているTMT計画とは?反対の署名を!

  • URLをコピーしました!

 

僕のFacebookのタイムラインには
ハワイイからの話題が多く流れてくる
今は、明日から始まるメリモの話題が多いが
もう一つ、マウナ・ケアの天文台問題が問題になっている

 

11138660_10204788449605659_4025288366973488043_n

 

ハワイイ島のマウナ・ケア

標高4205メートル、ハワイイ諸島で最も高い火山だ

マウナ・ケアとは、ハワイイ語で「白い山」の意味

ハワイイでありながら雪が降り、山頂ではスキーも楽しめる

 

ハワイイの人達にとって、雪の女神ポリアフなど多くの神が住む聖地であり

先人達は聖なる地で様々な儀式を行い、この山を大切にしてきた

 

そして、もう一つの顔は、山頂にある世界中の天文台群で

日本のすばる望遠鏡を始め12の観測施設が高度な天体観測を行っている

 

 一帯は面積約500エーカーの

 マウナケア科学保護区 (Mauna Kea Science Reserve) 内で

「天文学管区」(Astronomy Precinct) と呼ばれる特別土地利用区域となっている

(Wikipediaより)

 

 1967年よりハワイイ大学が管理し、世界各国の研究施設に

 この土地を賃貸しているという

 

 年間300日を越える観測可能な天候

 北天も南天も観測できる地理的条件

 安定した気流

 ハワイイ島民の協力による、夜間の照明の管理など

 天体観測に最高な立地とされている

 

 そして、山頂付近には13の施設しか建てられないことに

 ハワイイの人達との話し合いで決められている

 

 ここまでが、マウナ・ケアの簡単な説明

 

 2006年頃から(それ以前から日本で計画していたが、この年から国際プロジェクトとなった)

 Thirty Meter Telescope (TMT)計画

 口径30メーターの望遠鏡を造ろうという国際協力プロジェクトが始まった

 参加国は日本、アメリカ、カナダ、中国、インドの5ヶ国

 

 そして、2009年に建設場所がマウナ・ケアに決まる

 この決定は、「すばる」をマウナ・ケアに持つ日本にとって

 望ましい決定であったと国立天文台がHPに書いているので

 日本が、マウナ・ケアに建設することを推進したことは間違いない

 

 そして、2013年7月に建設許可が下り

 2014年10月には起工式が行われ、すばるの4倍近い口径の

 大きな施設の工事が始まった

 完成予定は2021年

naoj_tmt_6_960x640

『国立天文台』

 

 しかし、ハワイイでは観測施設の建設について様々な論議が交わされ

 法的、政治的な問題としてクローズアップされていた

 

 ネイティブ・ハワイイアンや環境問題グループは

 建設による環境破壊や観測所のもたらす環境汚染

 文化的に重要な土地が汚される懸念

 さらには、貴重な固有植物、生物などに対する影響を危惧して

 建設反対を唱えている

 

 そして、工事の規模が他の観測施設と比べものにならないぐらい大きく

 土地の掘り起こしなどが大規模に行われ

 ネイティブ・ハワイイアンの遺跡が破壊される可能性も言われている

 そして、反対運動が起こった

 

 無抵抗反対運動を唱え、平和的な行動を取ってきたが

 資材運搬のトラックを阻止するため、道路に座り込んだ反対メンバーが逮捕された

 その時から、反対運動は大きな広がりを見せ始めた

 

 そして、先日、デビッド・イガ知事は工事の一週間中止を宣言

 問題解決のため関係機関との話し合いを行うと発表した

 これは、メリー・モナーク期間に合わせての措置とも思える

 

 僕は、ここでハワイイの人達の代弁を行うことは出来ない

 しかし、この計画に日本がどのように関わっているかを考え

 だから、この計画を白紙に戻すべきだと言うことは出来るはずだ

 

   なぜ、マウナ・ケアの山頂でなければならないのか?

 もちろん、前述したように世界最高の観測条件が整っていることはわかる

 国立天文台のHPの「TMT」が、なぜマウナ・ケアなのかという質問に答えて

 以下のように書いている

 

 ”街明かりが少ない一方、ふもとの街からは自動車で2時間程度で行くことができるので

 望遠鏡の建設・運用のうえで好都合です。

 天文観測に適した場所としては、南米のアンデス山脈も知られており

 そこにも大型望遠鏡を建設する計画があります。

 TMTは北半球から見える空の天体の観測を行うのに対し

 南の空の観測は南米の望遠鏡が担うことになります。”(一部引用抜粋)

 

 この理由はなんなのだ?

 簡単に言えば、自分たちの好都合でマウナ・ケアにしたかった

 そんな、自分勝手な都合なら

 先方が、不都合になったのだから、止めれば良いのではないか?

 

 もちろん、そんな、簡単ではないだろう

 科学の発展も良くわかる

 しかし、日本が25%の資金を供出し

 施設の要となる主鏡の製作を担当する

 日本の出来ることは大きいはずだ

 

 天文台の建設は平和的で文化的で夢のある

 子供達の未来に繫がる事業だ

 

 もう一度、日本の関係者の皆さんも考えていただきたい

 八百万の神を信じる、日本人なら

 マウナ・ケアを大切に思う

 ハワイイの人達の気持ちがわかるのではないだろうか?

 

 すばる望遠鏡は多くの素晴らしい科学的発見をし

 世界の天文学発展に尽くし、日本の名を高めた

 そのことに感謝し、TMT計画は地元の人達の納得がいく形で収めて欲しい

 関係に禍根を残してTMTが完成しても何も良いことはないはずだ

 

 いま、建設反対運動の署名がネット上で行われている

 僕も、署名した

 日本からも、これだけ反対の声があるのだと言うことを

 計画担当者達に知ってもらうためにも署名をお願いしたい

    署名は下記から

 

 Stop TMT Construction and Arrests of Mauna Kea Protectors
http://chn.ge/1y7ZuE9

IeZexJYMiJUrFlb-800x450-noPad

 

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメント一覧 (1件)

CONTENTS