”ハーラウ・オ・ケクヒ” 鶴岡八幡宮でフラを奉納

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鎌倉「鶴岡八幡宮」で
神と仏と女神の祈りが捧げられた
夕闇にくれていく厳かな境内にカヒコのリズムが響き
不思議な時間が流れた

 

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10月23日
鎌倉の鶴岡八幡宮舞殿において
「東日本大震災・物故者慰霊と被災地復興の祈り」がおこなわれた

そこには数日前に
伊勢神宮1300年の歴史で初の海外から式年遷宮に参加した
ハーラウ・オ・ケクヒもやってきた

今回斎行される「祈り」は鶴岡八幡宮と東大寺が
震災後、被災地の復興が成し遂げられるまで祈りを捧げることを宣言し
交互で開催され、今年で4回目を迎える儀式

鶴岡八幡宮とハーラウ・オ・ケクヒの関係は
2008年に日本公演の為来日した際に
鶴岡八幡宮の舞殿にて舞を奉納したことが縁となっている

これが伊勢神宮の式年遷宮参加にも繫がっている

そして、今年の7月にはハワイイにおいて
鶴岡八幡宮 吉田宮司の講演、神職巫女による神楽の披露するなど
深い交流が続いている

 

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この日は台風の影響による曇り空であったが
多くの観衆が集まった

14時から式は始まった
神と仏が共存し
神に仕える者が焼香をし
仏に仕える者が二礼・二拍手・一礼をするなど

普段、目にすることが出来ない光景も見られた

 

 

式開始から二時間ほどが過ぎ
夕闇が濃くなり始めた頃
ハーラウ・オ・ケクヒが登場

ケクヒ・カナカオレ、フィフィ・モスマン・カナヘレを先頭に
メンバー総勢8人カヒコを奉納した

 

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300年間7代にわたりハワイイ島で
女神ペレのために踊り続けてきた
ハーラウ・オ・ケクヒ

 

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第一部「ペレの旅路;意識の行方」
自然とのふれあい、その難しさが表現されたフラで
ハワイイのライフスタイルを表しているという

第二部「女神ペレの確立:破壊と再生」
震災からの復興への祈りであり
自然界の変容、森羅万象の安定を願うカヒコ

第三部「万物への賛美:発生と共存」
天照大神に捧げる祈りで
祝いの席で踊られるフラ
自然、人間など命あるもの全てに捧げる感謝の踊り
生あるもの全てが共存する世界を願っている

以上三つのカヒコを奉納してくれた

 

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ハワイイで最も古式のフラを伝えるハーラウ・オ・ケクヒ
舞殿の橙の光に照らし出されたそのフラは
時に激しく、あるときは静寂を表すように踊る
そして突然、神の使いである動物に変容し
さらには官能的に腰を動かし、生の喜びを表現する

 

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これが祈りのフラ
見る者を驚かせ、感動させ、興奮させる
言葉で表せないヴァイブレーションを感じることができる

 

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この地で神と仏と女神が出会い
被災地復興のために祈る
一瞬不思議な時間が流れる空間が生まれた鎌倉
この想いと気は必ずや被災地に届き力となるであろう

私たちも忘れることなく祈り、微力ではあるが力を届け続けたい

 

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